2014年1月25日土曜日

朝早く自宅を出て新幹線で名古屋に行き、八事(やごと)の墓地に寄ってお墓参りをしてきました。いつもそうですが、本山家のお墓と、母の母の荒川家のお墓と、荒川家の親戚筋の太田家のお墓と3つのお墓にお花を供えて手を合わせてお参りしてきます。
その後、名古屋大学の豊田講堂前のバス停で待っておられたT先生とお会いし、生協食堂で1時間近くいろいろお話をしました。T先生は私とあまり違わない年代ですが、千葉大学を定年退職して学生の指導や研究室の運営などに煩わされることがなくなり、小規模ながら母校の名古屋大学の施設を使って好きな研究をしておられるのが精神衛生上よいのか、以前よりもお元気そうでした。

研究室の新年の研究集会では6人の講演がありました。私の一年後輩のK氏は農水省の研究機関を定年退職後、JICA派遣の専門家として途上国の技術支援に関わってきましたが、直近の6年間関わったアフガニスタン農業支援プロジェクトに参加した経験について紹介しました。戦争状態の国でどこに移動するにも護衛付きの難しい状況下で、現地の農家(人口の約80%)のために役に立つ技術的支援をしてきたという誇りが感じられました。

私が大学院生だった時代に助教授だった齊藤哲夫名誉教授は、たしか今年は89才の筈ですが、「日本的農工両全、三つの脅威、積極的平和」という演題でお話をされました。講演要旨の他にそれぞれの話題についての資料も配布されましたが、年齢を感じさせない、むしろその年齢だからこそ説得力のある素晴らしい内容でした。心臓に疾患を抱えて、歩行も不自由な中で、若い世代に伝えたいメッセージを発信しておられる姿勢はりっぱでした。


帰りの新幹線の中の電光掲示板のニュースで、アクリフーズの冷凍食品に殺虫剤を混入した疑いで契約社員が逮捕されたと伝えていました。