2014年1月31日金曜日

昨年新潟県胎内市で実施した調査結果の報告書作成を始めました。新潟県庁と胎内市役所に提出しておけば、今後松くい虫防除でヘリコプターによる薬剤散布をする時に、散布方法の改善に役に立つ筈です。

昼休みは江戸川堤防に行き、1時間ちょっと歩いてきました。冷たい強い風が吹いていましたが、晴れ渡った空から燦々(さんさん)と降り注ぐ日射しは春を予告しているように感じました。江戸川縁(べり)の景色は冬のままですが、よく見ると梅の他にも名前を知らない小さな花が咲いていました。上を見上げたら、どこに向かっているのか飛行機が飛んでいました。

その後、元同僚教授・友人のN君を見舞いに行きました。車で片道30分~1時間(道路の渋滞具合によって)かかります。アメリカ在住の娘から送ってきた家族の写真を見せて、孫の紹介をしました。娘が小学生の時はN君の家族と私の家族は同じ公務員宿舎に住んでいましたので、N君は小さい頃の私の娘を知っています。今月2回行った講演の資料も持って行って、どんな内容だったのか話しました。それから、新万能細胞(STAP)の作製に成功して世界をあっと言わせた若い女性研究者小保方(おぼかた)晴子博士の話をし、彼女は松戸市の出身で松戸の中学校の卒業生だと教えました。宇宙飛行士の山崎直子さんと同じです。N君は現役時代は植物の酵素の研究をしていたので、植物でも細胞分化する前の万能細胞が作成できたら、どんなことが可能になるだろうかと話しました。
最初私の顔を見た時に認識できたのか一瞬N君の目が輝いた気がしました。途中顔をくしゃくしゃにして泣きそうな表情をしたのは、何かを伝えようとしてくれたのかもしれません。今はもう言葉は一言も返してくれませんが、耳を通して少しでも私の言葉が彼の頭を刺激すればと思って30分くらい話しかけました。
江戸川堤防は、N君も千葉大学園芸学部の現職の時によく散歩に行ったところなので、江戸川の様子も話してあげました。