2014年5月29日木曜日

サンゴジュの新葉を食害するサンゴジュハムシを対象に、薬剤を幹に注入して防除する試験を一緒にやっているK博士が訪ねて来られ、試験結果を一覧表に取りまとめて持参されました。サンゴジュなどが公園緑地や住宅地の防風・防火目的の生垣として植栽されている場合、薬剤注入法は散布法に比べて薬剤の周辺への飛散を心配する必要がありませんので、これから都市緑地での病害虫防除方法として普及していく可能性があります。予想した通り、よい結果が得られましたので、7月に徳島で開催予定の学会で発表しようということになりました。
K博士と一緒に圃場を回って、試験に使ったサンゴジュの現在の様子を観察してきましたが、数字の上だけでなく、実際に無処理区のサンゴジュの新葉は食害痕だらけなのに対して、薬剤処理区のサンゴジュの新葉は食害痕がほとんどなく、サンゴジュの葉は本来はこんなに生き生きとして美しかったのかとあらためて感じました。
試験結果に関する相談が終わってからは駅の近くのレストランに寄って、ビールで喉を潤しました。

明治大学の事務から、私の講義を受講した社会人受講生から質問状が転送されてきました。先日対応した質問者とは別の方です。時間をみて回答を差し上げるつもりです。