2014年6月11日水曜日

平成26年度木材保存剤等性能審査委員会安全性部会が東京の南砂町にある公益財団法人日本住宅・木材技術センターで午後1時10分から開催され、私も委員の一人ですので出席してきました。

木造住宅をシロアリの被害から守るために使われる薬剤は、床下の土壌に処理するものや、床下の木材の柱に塗布するものや、パネル板の中に接着剤と一緒に処理するものなど多様ですが、今日は新規に申請のあった防蟻・防腐目的の3製剤の安全性について検討しました。住宅の床上の空間は24時間365日人間(その中には乳幼児や妊婦や高齢者も含まれる)が居住して呼吸する場所ですから、委員会が必要と考える全ての試験データや情報を提出してもらって、厳しい審査をしています。私が委員会に加わってから何年も経ちましたが、当初に比べるとずい分進歩をして、申請者が委員会の要求に応えてしっかりした資料を提出するようになりました。
今日審査をした3製剤についても、1剤の床上で測定した気中濃度について説明を求めることにしましたが、3剤とも安全性に問題はないという判断で合格にしました。

6月24日(火)は山口市で開催される一般市民対象の農薬シンポジウムで講演をし、パネルデォスカッションにもパネリストとして参加することになっていますが、ネットで羽田-山口宇部の往復航空券を発注しました。2週間前の早割格安価格で購入するには今日の5時までに代金を振り込むようにと言われて、東京での委員会から帰宅してすぐ、近くのコンビニで振り込んでやっと間に合いました。普通運賃だと片道で35,890円なのが、往復で26,380円で購入できるのはどういう仕組みなのか不思議な気がします。

昨夜遅く、アメリカのノースカロライナ州に住んでいる1969年からの空手の弟子/親友のWayne Brown 君からメールが届きました。オートバイに乗っていて女性が運転する車とぶつかってオートバイも体も跳ね飛ばされて空中に舞って、落下した時に足の骨折や柔組織の剥離などの重傷を負って、Air Ambulance というから多分救急用ヘリコプターか飛行機ではないかと思われますが、病院に運ばれて今から手術を受けるとのことでした。私は今朝はゆっくりメールを打つ時間がなかったので、簡単な返信のお見舞いのメールだけ打って出かけました。私が1969年に博士課程2年の途中で名古屋大学大学院を休学してノースカロライナ州立大学大学院PhD課程に留学して空手を教え始めた時に、彼は多分大学2年生ぐらいだった筈ですから、今は65才くらいになっている筈です。娘・息子に孫がいますので私と同じおじいさんですが、重傷を負って手術をする前に身動きできない病床からスマートフォンで日本にいる私にメールを打って知らせてくれたことは嬉しいことです。

「市橋達也君の更生を支援する会」の3人の幹事と私は、7月4日(金)に松戸で集まることになりました。幹事2人はわざわざ遠くから来て下さるので、千葉大学園芸学部の市橋達也君が勉強していた研究棟を見学して、すぐ隣接する戸定歴史公園(徳川昭武公の別邸がある)を散策してから、どこかで食事をしながら年に1回の状況確認をすることになると思います。