2014年8月24日日曜日

9月11日に信州大学農学部で開催される松枯れ防除実践講座での講演で使用するスライド作成が終わりましたので、宅ファイル便で主催者に送りました。夜の11時半に受け取ったとの礼状メールが返ってきました。今日までに送るという約束でしたので、やっぱり待っておられたのでしょう。
新しい資料や私たち自身の調査結果を追加し、話の構成も少し変えましたので、リピーターの参加者に進歩がないと言われなくてすむと思います。

千葉県平砂浦の植樹されたマツ苗が大量枯死した原因の解明に取り組んでいますが、鉢に平砂浦の砂を入れてマツ苗を植え、枯死原因と予想されるいくつかの要因を添加して発病試験をしていますが、今日鉢がおいてあるガラス室を覗いてみたら、もしかしたらと予想して添加した要因の区のマツ苗に枯死症状が発現していました。これが本当なら、今まで知られていない要因ですので、非常に面白いことになります。明日、証拠の写真を撮ってくるつもりです。

今日も夕方水元公園に出かけて2時間くらい運動をしてきました。不動池には今日も偶然カワセミが来ていて、しばらく見ていたら2回水中に飛び込んで餌(小魚?)を捉まえようとしました。

2~3日前にコガネムシがたくさん集まっていたクヌギの木の小枝には今日はもう1頭もいませんでしたが、私が枝に開いた小さな穴を観察していたら、散歩をしている年配の女性に何を見ているのですかと声をかけられました。雌の周りに雄が集まっているのかと思ったけど、そうではなくて小枝の傷口から出る樹液を舐めに集まっていたようなので、私も試しに樹液が甘いか酸っぱいか舐めてみようと思って、樹液がまだ出ているか見ていたところですと答えました。以前、研究者仲間で実験に使うオタマジャクシを口にいれてみたら、口が曲がる程苦かったので、田んぼで鳥に食べられないようにヌルヌルした皮膚に防御物質を持っているらしいという話もしてあげました。女性には、散歩の途中で偶然出会った私とそんな会話ができたことを感謝されました。
残念ながらクヌギの小枝にはもう樹液は出ていませんでしたので、今度ナイフで小枝を少し傷つけて樹液が出てきたら舐めてみようと思います。多分とっくに誰かが分析して樹液の成分も全部同定されているとは思いますが・・。私の単なる好奇心です。