2014年10月21日火曜日

朝6時50分頃タクシーに電話をして7時にRed Roof Innというモーテルのロビー前に来てくれと言って、その場所に行ってみたらすぐ来て待っていました。メトロの一番近い駅のSuitland駅に行ってくれと頼んだら、Branch Ave駅の方が近いというので(本当かどうかはわかりませんが)、それじゃそこに頼むと伝えました。運転手は典型的な早口の英語をしゃべるインド人でした。この辺りは治安はいいのでしょうと話しかけたら、とんでもない最悪でしょっちゅう強盗事件があり、自分自身も頭にピストルを突きつけられて強盗に遭ったことがあると言っていました。そういえば、モーテルの事務所も防弾ガラスに囲まれていて、夕方以降は裏に位置する時間外ロビーでチェックインの手続きをしました。パスポートを見せるのも防弾ガラスの窓の下の小さいスペースを通して渡すようになっていました。治安がそんなに悪いということに気が付かずに、昨日の夕方はモーテルに到着後、近くに大きなショッピングセンターやレストランがあったので一人でブラブラ歩いて、シーフードと書いてある店に入ってBoiled Scallop(ゆでた帆立貝)のPlatter(セット)とペプシコーラを買って、モーテルの部屋で食べました。セットには、味付けのしてあるパサパサのご飯の上に帆立貝が10個乗っていて、野菜2品(ブロッコリとグリーンビーン)が付いていました。
タクシーのチップはユニオン駅の旅行者案内の人にいくらあげたらいいのかと訊いたら、料金の10%でいいと言われました。モーテルからメトロの駅までの料金は16ドルぐらいでしたが、1ドル紙幣がなかったので20ドル紙幣を渡して、おつりはチップでとっておいていいと伝えました。

メトロのグリーンラインのBranch Ave駅の自動発券機で、本当は10ドル分の乗車券を買いたかったのですが、10ドル紙幣がなかったので20ドル紙幣を入れたら20ドル分の乗車券が出てきました。メトロの運賃はどこまでいっても確か4ドル50セントなので、大使館の後で鉄道のユニオン駅に行くのと合わせて10ドル分あればよいと考えました。結局11ドル90セント分残ったので、駅の係員に日本に帰るので払い戻してほしいと交渉したら、宛先の印刷された封筒を渡されて、これに乗車券を入れて送れば返金すると言われました。
メトロをGallery Place駅で乗り換えて、日本大使館のあるDupont Circle駅に着いて、電話で指示されたとおりマサチュセッツ通りを北方向に歩いて大使館に着いたのは8時ちょっと過ぎでした。約束の9時半には早過ぎたので、近くのRock Creek Park沿いの遊歩道や各国の大使館がならんでいるマサチュセッツ通りを散歩しました。洋風の家屋建築と樹木と空のバランスが心地よく感じました。Rock Creek Parkの上に架かっているDumbarton橋は1912-1915年に建立されたようですが、Rock Creekという小さな川とそれを挟む両側の小道の上に架かっていて、素晴らしいデザインです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dumbarton_Bridge_(Washington,_D.C.)
4角(すみ)には巨大なBison(バッファロウ)の像が立っていて、橋の下の側面にはアメリカインディアンの顔の像が配置してあります。両方とも元々アメリカ大陸に住んでいたのに今は絶滅危惧種ですので、尊敬の意味が込められているのかもしれません。

9時半になったので大使館に戻ってみたら、ちょうど大使が出勤してきたのか車から降りる人を誰かがドアを開けて出迎えていました。ビザやパスポートの実務を行う建物は並びの一番左側の建物で、入口を入るとセキュリティガードマンがいて、荷物の中身の検査をされました。そこを通って中に入ると窓口が3つあって、一番左がビザ、一番右がパスポートの係りで、真ん中は何かわかりませんでした。ここもやはり防弾ガラスみたいな仕切りがあり、その下の小さなスペースを通して書類のやりとりをしました。パスポート発行の申請書と理由書を記入して渡すと、約1時間かかると言われ、隣の控室には日本の新聞(日本経済新聞)、雑誌(文芸春秋)があり、テレビが日本のニュースをやっていましたので、そこで待つことにしました。トイレもありましたが、アメリカでは珍しい全自動のウォシュレット付きで、小用を足した後どうやって流すのか迷ってしまいました。
パスポートの窓口の担当者は日本人の女性で、大変親切でした。私が1969年にノースカロライナ州立大学(NCSU)に来たことを話したら、自分も隣のチャペルヒルという町にあるノースカロライナ大学(UNC)にいたことがあると言っていました。30代くらいでで結婚指輪をしていたので、余計なことですが、どんな方だろうと思ってしまいました。外務省の職員でしょうが、日本から一定期間派遣されて来ているのか、現地在住の日本人なのか・・。

無事赤い表紙の10年間有効な日本のパスポートを発行してもらって、メトロで鉄道のユニオン駅に戻り、午後3時5分発のAMTRAK鉄道のSilver Star 91号という列車に乗って、7時間かかって無事キャリー駅に着いたのは夜の10時過ぎでした。駐車しておいた車に乗ってモーテルに戻り、日本の妻に電話をしてパスポートを入手して無事ワシントンDCから帰ってきたことを伝えました。ワシントンDCで時間がたっぷりあって暇だったことと、無事パスポートを発行してもらって嬉しかったので、市橋君の更生を支援する会の幹事のNさんの携帯にショートメッセージを送ったら、今まで私から携帯へのショートメッセージは届いたことがなく、日本時間で夜中だったらしく後で間違って届いたのかとメールがありました。申し訳ないことをしました。