Research Triangle Park(研究学園都市)にあるバイエルクロップサイエンス社のBee Care Centerに午後2時に行くのに、久しぶりなので道に迷うといけないと思って早めに午後1時にモーテルを出発しました。Margieさんがポータブルのカーナビを貸してくれたので、車のシガレットライターを電源にして、迷わずに行けました。敷地に入る入口に守衛所があり、Bee Care CenterのSarah Myersさんと2時に会う約束があると伝えたら、パソコンでチェックをしてちゃんと私の名前がそのように登録してあったのでゲートを開けて入れてくれました。
指示された訪問者用の駐車場に車を止めて、時間が少し早かったので構内を少し散歩をして、建物のドアを開けたらツアーに参加する予約がしてあった黒人の家族とちょうど一緒になりました。お父さん、お母さん、長男(中学生ぐらい)、長女(小学生ぐらい)の4人で、最近ミツバチの巣箱を2つ買って、飼育を始めたとのことでした。子供たちにミツバチに関する基礎的なことを勉強させるためにツアーに申し込んだようでした。
昨年来た時は敷地だけが準備されて建物は何もなかったのが、シャレた形の新しい建物ができて、前庭にはミツバチが好むいろいろな花が植えてありました。
センター内にはガラス張りの研究室と来客用の展示スペースがあり、Sarahさんが私たち5人のために1時間半をかけて展示物の説明をし、同僚のもう一人の女性職員と一緒に巣箱を開けて中を見せるデモンストレーションをしてくれました。敷地内は企業秘密保持のために写真撮影は禁止ですが、Bee Care Centerは元々一般市民や子供たちにミツバチのことを知ってもらう普及活動が目的の施設ですから写真撮影は自由だとのことでした。ミツバチに対する殺虫剤の影響など、実際の野外での試験研究は昨年訪ねたClaytonという場所にある(ここから車で30分くらいの距離)フィールドステイションで行われています。
Sarahさんは生まれた時から知っていますが、大学で勉強した専門分野(確かBusiness Administration経営学だった筈)とは無関係の農薬会社で働くようになるとは予想もしませんでした。元々、バイエルクロップサイエンス社の主力殺虫剤のイミダクロプリド(ネオニコチノイド剤)がミツバチに毒性が高く、CCD(Colony Collapse Disorder 蜂群崩壊症候群)の原因ではないかと指摘されたことから始めたBee Care Centerでしょうが、ミツバチの専門家2人を雇用してこういう施設を作って、一家族のツアー(見学)のために1時間半もの時間を使うというのは、バイエルクロップサイエンス社がパブリックリレイションを大事にしていることを象徴していると感じました。
モーテルに帰ってから運動のためにRegenchy Parkの池にウォーキングに行ったら、黒人の男性が釣りをしていて、バケツを覗いたら大きなバスが1尾とブリムが多数入っていたので、写真を撮ってもいいかと訊いたらわざわざバスを吊り下げてポーズをとってくれました。3ポンドか4ポンドぐらいかなと言ったら、5ポンド(2.25Kg)はあると答えていました。安物のリールとロッドに浮きとミミズを付けて、こんな浅い池でこんな大物を釣り上げたのですから、大したものです。
池の周りをウォーキングしている最中にFrank君から電話があり、今夜の夕食は何か予定があるかと訊くので、運動が終わってモーテルに帰ってシャワーを浴びてそれから考えようと思っていると答えたら、一緒に食べに行こうと誘われました。しばらくしたらFrank君とBill君が来て、何が食べたいかと言うのでアメリカンの食事がいいと答えたら、Frank君が住んでいるGarnerという隣町のOUTBACK というステーキハウスに連れて行ってくれました。私はサーロインの肉と海老のコンビネーションを注文し、野菜は2種類付いてくるのでブロッコリとガーリックで味付けしたマッシュトポテトを選びました。ちょうどいいくらいの量で、約$20でした。Margieさんが木曜~土曜は私の世話をしに来れないので、Frank君とBill君に電話をして私と一緒に食事をするように指示したのだと思います。