2014年11月10日月曜日

新宿駅前の高速バスターミナルから8時半発のバスに乗って長野県駒ケ根市に行きました。途中中央自動車道の双葉サービスエリアで1回休憩して、駒ケ根バスターミナルには12時半頃着きました。駅前でレンタカーを借りて、毎年6月の松くい無所防除の薬剤散布の時に薬剤飛散の調査に来ていた東伊那地区にある栖林(せいりん)寺の巨大なアカマツの様子を見に行きました。このお寺には専従の住職はいませんが、檀家の人たちがお寺や庭やアカマツともう一つ有名なしだれ桜の大木の世話をしています。アカマツの老大木は枝を下から支える柱が何本も立てられ、大木の基部には子供と思われる若木が1本自然に生えていました。
本堂の裏には紅葉(もみじ)が真っ赤に色づいて、茅葺(かやぶき)の屋根と白壁に映えて鮮やかでした。裏山に自然に生えているアカマツの中に、基部は普通の幹で上部で2本に分かれた木がありましたが、分かれた部分の幹の樹皮が見たことがないような真っ赤な色をしていました。

少し離れたところにある火山(ひやま)峠の芭蕉の松も見に行きました。こちらの松もアカマツの大木で、相変わらず威風堂々と立っていました。火山の農産物直売所に寄ってみたら、誰かが珍しいので持ってきて置いていったというリンゴが1個ありました。大きなリンゴと小さなリンゴの果実が癒合していました。樹木の根や幹が癒合するのはよく見ますが、果実が癒合するのは初めて見ました。