2014年11月11日火曜日

松くい虫被害の視察は昨日で済ませて、今日は以前から駒ヶ根に来る度に一度寄ってみたいと思っていた駒ヶ根ロープウェイに行ってみました。菅の台バスターミナルにレンタカーを駐車し、バスに50分くらい乗って標高約1600mのしらび平駅まで行き、そこからロープウェイ(ゴンドラ)に乗って標高2600mの千畳敷駅まで、10分足らずで一気に上りました。
バスはすれ違いのできない山の中の一車線の細い曲がりくねった道を上りましたが、一歩間違えれば崖下に転落しそうな危険を感じる道でした。雨が降ったり雪が降ったりした時は通りたくない道だなと思いました。ゴンドラには30Kgの重しが前端の床に10個、後端の床に10個置いてありましたので、風が吹いても合計600Kgの重しでゴンドラが揺れないようにしてあったようです。ロープウェイを上りながらはるか下方に駒ケ根の町が見えましたが、頂上に着いたら霧にすっぽり包まれていて、景色は何も見えなくなりました。

山を下りてまだ時間があったので、レンタカーを運転して昨日行った栖林寺の方向に向かいました。天竜川にかかる駒見橋を渡り、山道に入るちょっと手前に記念石碑が建っているところがあって眺めがよかったのでそこに車を置いて、そこいらを少し歩き回りました。稲刈りが終わった水田の一部にムギを植えてある水田があり、そこだけが青々としていました。山から流れてくる清流も、遠くの幾重にも重なった山並みも、水田の中でレーキ(熊手)を持って一人で働いている農家の姿も、記念石碑の横にある紅葉の橙色~紅色も、みんな美しいと感じました。

駒ヶ根駅前でレンタカーを返して少し時間の余裕があったので、昨夜もホテルの近くの食堂で食べて美味しかった駒ヶ根特産のソースカツドンをもう一度食べようと思って食堂に入って注文したのですが、先客が何組もあったということで午後1時発の新宿行きのバスに間に合わなくなりましたので、弁当箱に入れてもらって高速バスの中で食べました。
新宿のバスターミナルにはちょうど午後5時頃着きました。新宿の街は見上げると首が痛くなるくらいの高層ビルが立ち並び、大勢の人々がまるで蟻(アリ)の大群のように動きまわっていました。駒ケ根の美しい自然の景色とは大違いでした。