2014年11月7日金曜日

暦の上では今日が立冬だそうです。まだ晩秋かと思っていましたが、アメリカのノースカロライナ州でも帰国の前日に寒波が来て、Kelly君の住んでいるバージニア州の山地の方では雪が降りましたし、日本でもかなり気温が低くなっていますので、こうして段々本格的な冬に向かっていくのでしょう。

午後から江戸川に行き、葛飾橋を渡って水元公園に入り、1時間半ぐらいウォーキングとジョギングをしてきました。
シャワーを浴びて帰宅後、長期入院している元同僚教授/友人のN君をお見舞いに行きました。病室に着いたらちょうど夕方の5時半で、多くの患者は食堂に集まって夕食中でしたが、N君は今までと違う病室に移動になって、奥様がベッドでアイスクリームとミカンを食べさせているところでした。渡米前に面会に行った時と様子が変わり、首の横の静脈から栄養液を注入する手術がしてあり、顔の周りが包帯みたいな布で覆われていました。ころんで顔を怪我したのかと思ったら、そうではなく、顎(あご)が外れてしまったので外れないように固定してあるのだそうです。
私が、「おい私だぞ、元気にしていたか。アメリカに1ケ月ほど行ってきて今週帰ってきたばかりだけど・・」と言って、プリントしていった写真や、弁護士の友人から餞別にもらったサイエンスフィクションの本や、Kelly君と寄った山の中のおみやげもの店で買ったBack Roads - Plain Folk and Somple Livin'という本を見せながら、少し向こうの様子の話をしました。
千葉大学教授を定年退職してから間もなく倒れて入院し、それからずっとだからもう何年も闘病生活をしています。奥様に、いつでも私の車に乗せて大学のキャンパスにドライブに連れて行くからと言ってあったのですが、もう車椅子乗せることもできなくなりましたと寂しそうでした。
奥様が持参したアイスクリームとミカンを病院の規則を無視して食べさせる以外、とうとう自分の口から食べ物を飲み込めなくなったのですから、体は徐々に弱くなってきています。