2014年12月17日水曜日

千葉大学の女子学生Sさんと一緒に私の車で千葉県森林研究所に行って、培養したマツノザイセンチュウを分譲してもらった時に借りた大量のガラスシャーレを返却してきました。
ついでに、松のコンテナ苗を試験的に育成しているところを見学させてもらってきました。容量300mℓで24植穴のトレイを使って、培土には化学肥料の施用量を変えてどの条件が苗の育成に最適か試験をしていました。施肥量に応じて苗の生長程度が明らかに違っていました。研究所でコンテナ苗育成の最適条件が設定できれば、種苗業者に技術を普及して、今後は千葉県でもコンテナ苗を植樹することで活着率を高めようという方針のようです。
私がアメリカから持ち帰ったマツノザイセンチュウに抵抗性のテーダ松の苗育成には容量150mℓで40植穴のトレイを使うつもりですが、ちょうど今日発注していたトレイが配達されて届きました。

新聞もテレビも昨日(16日)パキスタンのペシャワールというところでイスラム過激派の反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が学校を襲撃して、児童や生徒や先生など141人が死亡したというニュースを伝えています。TTPが発表した犯行声明では、パキンスタン軍がアフガニスタンとの国境沿いの地域でTTP掃討作戦をしていることへの報復とのこと。学校を襲って子供たちを大量虐殺するとは、何と野蛮で卑劣で残虐な・・。こんな犯罪がイスラム教という宗教の名の下に組織的に行われたということは、世界には今のこの時代にまだ中世のような考え方をしている人たちがいるということで、信じられない思いです。子供たちを失った親や家族のどうしようもない深い悲しみは日本人もパキスタン人も同じ筈で、胸が痛みます。