2014年12月2日火曜日

昨日のブログで言及したハーフマラソンを1時間16分で走った千葉大学走友会のメンバー(工学部のI先生)は、自分では報告しませんでしたが、同じ大会に参加していたS先生(千葉大学医学部から東京女子医科大学に移った外科医)の報告によると、実は優勝者だったとのこと。自分で言わないところがこの先生のいつもの憎いところです。S先生自身も1時間43分で走ったとのことですが、来年6月の北海道のサロマ湖1周100Kmのウルトラマラソン出場を狙っているというのは、並大抵のことではありません。私は自分がメタボ(あるいは老化?)で走れない悔し紛れですが、この人たちは走ることに嵌(は)まっている一種の病気状態なのかもしれません。今月27日(土)に千葉大学走友会の恒例の稲毛海岸での練習会と忘年会がありますので、大いに祝福したいと思います。

5日(金)の東京農業大学での総合研究所農薬部会セミナーが近づいてきました。今回はネオニコチノイドという殺虫剤グループの健康影響とミツバチ影響が主題で、次の3名のそれぞれの分野の第一人者による講演が予定されています。
1.中村 純(玉川大学ミツバチ科学研究センター教授)「ミツバチとネオニコチノイド系農薬問題の解決はどこに向かうか」
2.松田一彦(近畿大学農学部応用生命科学科教授)「ネオニコチノイドの選択性:メカニズムとレベル」
3.畝山智香子(国立医薬品食品研究所安全情報部第三室長)「ネオニコチノイドの評価について-EFSAは何をどう評価したのか」
今日、部会長の役得で私の手元に講演要旨が届きましたが、大変興味深いレベルの高いセミナーになりそうです。

総合研究所事務から、先日高額な(正確な額はわかりませんが)広告費を払って朝日新聞と読売新聞にネオニコチノイド反対の全面広告を掲載したグリーンピース・ジャパン所属の方から参加希望の問い合わせがあったが、どう対応したらいいかとの質問が届きました。農薬部会セミナーは基本的に年会費を払って部会員になっている人を対象にした農薬に関する最先端の科学的な勉強会です。この方は部会員ではないのですが、会場の座席数に余裕がある限り(つまり会員が座席不足で締め出されない限り)、不公平にならないように参加費を払っていただいて、参加していただいてよいのではと私の意見を伝えておきました。農薬部会セミナーは政治的な集会ではありませんので、グリーンピース・ジャパンの方が参加して、科学的な事実を勉強するのはよいことだと思います。まさか、調査捕鯨船を実力行使で激しく妨害した海外の環境保護団体シーシェパードのような、会場で騒ぎを起こしてセミナーを妨害することが目的で参加をするのではないと信じます。

今日は晴天でしたので、昼休みに江戸川堤防を上流に向かって右岸を往復8Km 歩いたり走ったりして運動をしてきました。まだまだ園芸学部構内の木々の黄(紅)葉は見事でした。特に、百周年記念戸定ケ丘ホールの前の銀杏(いちょう)の黄葉とその横に立っているモミジバフウという木の紅葉は、何故こんなに鮮やかなんだろうと思わせてくれます。
江戸川河川敷のお花畑は、春はレンゲ、秋はコスモスが植えらて散策する市民を楽しませてくれますが、初冬の今は耕されて準備中でした。青い空と白い雲の下の川も土も熟した柿の実も、悠久の自然の営みを感じさせてくれます。