妻と一緒に有楽町駅前のTOHOシネマズ日劇という映画館に行って、息子からプレゼントで送ってきたチケットで「ゴーン・ガール」という映画を観てきました。Psycopathic(精神病的)な妻がある日突然失踪し、殺人を犯し、最終的にはまた元の夫との生活に戻ってくるというストーリーですが、最後の場面がわかり難い(多分、字幕の日本語訳があまり適切でないため?)ということと、自分の身勝手で殺人を犯した妻がその代償を払わずに元のさやに納まるという不自然なストーリーのために、何か納得がいかない結末という印象を与えました。終わって劇場のある11階から一緒のエレベーターに乗った人が、最近はこういう不完全燃焼の映画が多いような気がすると連れ合いにコメントしていました。
ストーリーはいかにもアメリカ的だと思いました。小説の原作者やこの映画の監督の狙いは、現在のアメリカの社会には不条理なことがたくさんあるということを訴えたかったのかなと思いました。
一昨日のブログで、松戸市立図書館の窓ガラスに貼ってあった児童虐待に関するポスターの写真を載せましたが、今日はネットに児童虐待相談件数が年々増加していて平成25年度は7万件を超えたという記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150101-00000037-san-soci
グラフを見ると、調査を始めた平成2年度は1101件ですが、数字に上ってこなかった分がたくさんあったのでしょう。
検索してみたら、厚生労働省のサイトにも児童虐待の定義と詳しい実態が載っていました。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/about.html
虐待を受けた児童の年齢構成を見ると、0-3才未満が18.8%、3才-学齢前が24.7%、小学生が35.25%とのことですから、80%近くが小学生を含む小さな子供ということがわかります。両親が経済的に苦しかったり、不仲で家族関係が崩壊したり、子供を適切に育てる意識が欠如していたり、いろいろな事情があるのでしょうが、子供は親を選べないので可哀想です。
土浦拘置支所の面会者待合所で偶然出会った2才の小さな女の子が、まだ10代のように見えたあの母親に十分な愛情を注がれて育ってくれればいいが・・、と思ってしまいます。
今日から新年です。昨年も多分同じだったかもしれませんが、今年の目標は体重を約10Kg落として73才でフルマラソンを再び走れるようになることと(昨年は全く達成できませんでした)、自分のできる範囲で社会に貢献すること(昨年はある程度は達成できたと思っています)です。