2015年1月11日日曜日

昼休みに運動に出かけたら、近所の自治会で餅つき大会をやっていて、大人や子供たちが大勢集まっていました。つきたての餅をちぎって丸めて、きなこやあんこをまぶして、皆で分け合って食べていました。松戸市の人口は50万人を越えている筈ですが、自治会ごとにこういう活動を通してお互いに顔を合わせて、大人たちが子供たちに注意を払うのはよいことだと感じました。

名古屋大学大学院時代の恩師の一人の斎藤哲夫先生は90才ちょっとぐらいの年齢の筈ですが、年賀状には日本国憲法9条の文言に加えて、「命を大切に」と書いてありました。先生は京都帝国大学の出身ですが、年齢から逆算すると、戦争中は学徒出陣で徴兵されて厳しい戦争体験をしてこられたのかもしれません。
今日のニュースでは、2015年度当初予算案の大臣折衝の結果、介護職員の手当の引き下げや幼児教育の一部無償化の先送り、生活保護の住宅扶助の減額の一方で、防衛費(軍事予算)は1千億円の増額で過去最高(4兆9800億円)になったと伝えていました。現内閣が積極的平和と称して軍縮とは逆の方向に進みつつある現状は、70数年前の日本が戦争に突入していった時代と類似しているということで、戦争経験のない世代の政治家たちが教訓を忘れて過ちを繰り返すことを心配しておられるのでしょう。
年賀状では、言葉の誤用についても指摘してありました。本来、「積極的平和」とは武力ではなく外交で国際紛争を解決することで、「消極的平和」とは軍縮のことで、いずれも武力による平和構築ではないと指摘されていました。

私は終戦時に3才でしたが、同感です。