2015年2月15日日曜日

2015年世界若者農業サミット参加応募者のエッセイに一通り目を通しました。これから1つ1つ熟読して、英文や内容(テーマに対する適正さ、統計や科学的事実の正確さ、論理構成、発想のオリジナリティ、インパクトの大きさ、期待される効果、など)について点数化して評価していこうと思っています。英語でのプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力については、最終審査会での口頭でのプレゼンテーションとその後のディスカッションで判断することになる筈です。

毎週土曜の午後5:30~6:55に放送されているTBSテレビの報道特集という番組を時間の許す限り視聴していますが、昨日は旅券返納と渡航の自由の問題と、塀の中の無期懲役囚が獄死する問題を特集していました。
以前は有期刑は20年が最長だったのが30年に延びたことによって、無期懲役はそれ以上ということになり、罪を償っても仮釈放されずに塀の中で老衰して亡くなる事例が多くなったという事実を伝えていました。受刑者も高齢化して、中には認知症を発症して自分がどういう犯罪を犯したかもわからなくなっている人もいました。日本では終身刑(仮釈放はない)というのは存在しないにもかかわらず、無期懲役が実質的に終身刑と同じことになりつつあるとのことでした。
番組では、50代で犯罪を犯した人が80代で獄死したとしても一応自分の人生を生きたと感じられるのに対して、20代で犯罪を犯して無期懲役になった人は自分の人生を生きないままで終わってしまうという非情さを指摘していました。被害者の悔しさ・無念さを考えれば、加害者は無期懲役になるような重大犯罪を犯したのですから、獄死しても自分の責任と言ってしまえばそれまででしょうが・・。
番組を見ながら、市橋君はどうしているだろうかと思い浮かべました。覚悟を決めて、上告をせずに刑を受け入れる決心をしたのですから、自由のない塀の中でも許される範囲でしっかり生きて、生きがいを感じつつ毎日を過ごしてくれていることを祈っています。

昼の運動は水元公園に行って2時間歩いたり走ったりしてきましたが、江戸川の堤防上は北西の寒い強風で体が吹き飛ばされそうなくらいでした。今日は日曜でしたので、河川敷のグランドではいくつかの野球チームが練習をしていました。途中の人家の庭では紅梅が満開でしたし、桜堤の桜の老木の根本に自生している小さな花の黄色が鮮やかでした。公園内の水辺にはいつもの水鳥がいました。
帰りは松戸神社の横を通ったら、掲示板に昨日の神楽の案内ポスターが貼ってありました。神楽を舞っていたのは、「和力」という伝統芸能団だったようです。http://www.wariki.jp/member.html