2015年2月2日月曜日

先日お会いした千葉県職員のW氏とは1980年頃からのお付き合いで、私が千葉大学園芸学部の現職教員だった時によく千葉県の農業現場の問題を持ち込まれて、一緒に協力して解決にあたった親しい仲です。うまくいった時にはずい分農家に感謝されました。現在59才でこの3月には定年を迎えますので、履歴書を書いてもらって彼の農業現場の豊富な経験を活かせる職場がないか、心当たりのところに送ったりしています。今日電話をしてFAXで履歴書を送ったところは、早速メールで返事が届きましたが、残念ながらちょっと難しいようです。もしかしたら、履歴がりっぱ過ぎることが採用を難しくしているのかもしれません。W氏の経験と能力を活かせるように、できるだけ応援してあげたいと思っています。

昼休みは道場で空手着に着替えて1時間くらい基本の稽古をしました。相変わらず太り過ぎと稽古不足と体の老化で、頭の中のイメージとは程遠い情けない動きしかできませんが、全身を使うのでウォーキングやジョギングとはまた違った運動になります。

終わってから、今年定年退職する教授の最終講義の日程を知りたいと思って、教育棟に立ち寄って掲示板をチェックしましたが見当たりませんでした。まだ決まっていないのか、今年定年退職の教授は最終講義をしないのか・・。その代わり、ちょっと気になる掲示が目に留まりました。
小保方論文の影響でしょうか(どこかの大学で何か事件があると、たいてい文部科学省から自己点検して注意を喚起するようにという指導がきます)、レポート提出について学生が他人の文章を盗用・剽窃(ひょうせつ)するのは犯罪行為で懲戒処分の対象になるという注意でした。最近は誰でもがパソコンを持っていて、何でもネットで調べられるので、出典に言及せずにコピー&ペーストをして自分のレポートとしてしまうのでしょう。試験のカンニングは昔からの問題ですが、大学生に対してこんな掲示をして警告しなければならないということは、情けない限りです。しっかり勉強した学生はよい点をとり、勉強しなかった学生はそれなりの点しかとれないのは当然なのに、ずるいことをしてよい点をとろうとするような学生はそもそも大学で学ぶ資格がありません。

構内の農場ではムクドリが何羽かきて餌を探していました。梅園に寄ってみたら、まだ蕾(つぼみ)でしたが、赤い蕾と緑色の蕾がありました。赤い蕾は赤い花、緑色の蕾は白い花を咲かせるのでしょうか。