2015年2月12日木曜日

昨日、夜のニュース番組を見ている時にアメリカのノースカロライナ大学のイスラム教徒の学生とその家族が銃で撃ち殺されたという報道があり気になっていましたが、ネットにも少し詳しい情報が載っていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150212-00000003-asahi-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150212-00000013-rcdc-cn
ノースカロライナ州には州立大学はいくつもありますので、ノースカロライナ大学だけでは事件がどの大学で起こったのかわかりませんでした。私が勤務していたのはNorth Carolina State University(略称NCSU)ノースカロライナ州立大学と呼ばれ、州都のRaleigh ローリー市にあり、Engineering(工学)やTextile(繊維)やAgriculture(農学)など理工系が中心の大学です。University of North Carolina(略称UNC)ノースカロライナ大学は隣のChapelhill チャペルヒルという町にあり、人文系と法学・医学・歯学・薬学が中心の大学です。今回の事件はチャペルヒルで起こったと書いてありましたので、UNCの歯学部の学生とその妻と妻の妹の3人(19才~23才)が自宅に押し入った46才の白人男性に射殺されたようです。
ちょうどシリア・イラクにまたがるいわゆる"イスラム国"で、日本人人質2名が処刑されたのに続いてアメリカ人人質が殺された時期ですので、その報復の意味があったのかということで注目を集めましたが、駐車場に関するトラブルがあったとも報道されていますので、本当の動機解明はこれからの捜査を待たなければならないようです。
目をそむけたくなるような凶悪な犯罪は、日本を含めてどこの国でも起こっているのでしょうが(特に最近の和歌山県での小学5年生の刺殺事件など)、そんなに簡単に若者3人の命が奪われてしまったことに、寒気がします。UNCはノースカロライナ州の代表的な大きな大学で、その大学が存在するチャペルヒルという小さな町は、南部の保守的な州の中にありながら人種問題や同性愛問題やその他の問題に対して寛容なリベラルな雰囲気の町でしたので、そういう社会の変化を受忍できない一部の頑固な保守的白人も存在した筈です。
いずれにしても、私たちは古代や中世の戦争を繰り返していた時代から進歩し、進歩した社会制度の下で生活しているにもかかわらずこういう事件が起こるということは、人間はいまだに動物的な本能に強く支配され、心の管理が進歩した社会に追いついていないということなのでしょう。

NHK Eテレで、10:30-10:55に「趣味の園芸」の再放送がありましたので、今日は忘れずにちゃんと視聴しました。俳優・タレントの三上真史(みかみまさし)http://ameblo.jp/masashi-mikami-we/という人がナビゲーター役で、千葉大学園芸学部の卒業生の富山昌克君 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E6%98%8C%E5%85%8B がコケ玉の作り方・楽しみ方について解説していました。千葉大学園芸学部には私が学生だった時代(50年前)には浅山英一(当時助教授)という花卉園芸学の先生がいて、NHKの番組に出演したりして、いろいろな花の育て方や楽しみ方などを講義していました。人気が高く、浅山先生にあこがれて千葉大学に入学したという学生もいました。花卉園芸学は、蔬菜園芸学や果樹園芸学のような食料を生産する科学・技術と違って、美しい花を愛でて心を癒す分野ですから、生産者(農家)がビジネスとして栽培する他に、一般市民が花を育てたり飾ったりして楽しむという面もあっていい筈です。富山君はそういう意味で浅山先生の後継者の役を果たしているのかもしれません。

今日も昼休みに運動に出かけ、江戸川を上流に向かって左岸(埼玉県三郷市)の堤防を約3時間歩いたり走ったりしてきました。風もなく、3月中旬のような暖かい日和(ひより)でした。