2015年3月13日金曜日

新潟県胎内市役所が郵送してくれた、2014年の荒井浜における松くい虫防除の有人ヘリ・無人ヘリによる殺虫剤(スミパインMC)散布に関する詳しい情報が届きました。これで学会で発表するスライドの作成ができます。

市内の種苗店に行って、農薬(ネオニコチノイド剤)の製剤を何種類か購入し、在庫のなかったものは注文をしました。第1回ミツバチ百花セミナーの時に、どういうバックグランドの方々が参加されるのかわかりませんが、場合によっては実際の農薬の見本として見せることになるかもしれません。それと、現在準備中の農薬の短期ばく露評価の解説記事に関連して、使用基準が変更になる前の製剤を見本として確保しておこうと思っています。

昼休みに道場で準備運動と筋力トレーニングをしてからウォーキングに出かけ、今日は坂川に沿って約1時間40分歩いてきました。いつも見るのと同じですが、何種類もの野鳥(カワウ、バン、カルガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、ハクセキレイ、カワラヒワ)と甲羅を干している亀がいました。坂川河津桜祭りをやっていて、ピンクの花が満開でした。江戸川の堤防の斜面は黄色の菜の花が満開でした。

夕方は千葉大学勤務時代の元同僚教授/親友のN君を見舞いに行きました。奥様が来ていて、N君の手にはめられている(頸静脈に差して固定してある針を引き抜かないように)ミットを外して、固まった指をさすりながら伸ばしていました。
先月見舞いに行った時よりも状況は悪くなっていて、首の静脈から栄養液を注入するだけでなく、鼻から管を通して胃に直接栄養液を注入するようになっていました。奥様が胃瘻(いろう)だけはさせたくないと言って同意しなかったので、代わりに鼻から管を入れるようになったとのことでした。絆創膏で鼻に管が固定されている顔は見るからに痛々しそうで、奥様のつらそうな様子がお気の毒でした。奥様は、N君の透析がない月・水・金に電車に乗って見舞いに来ているけど、家に帰ってからその日は気分が落ち込んで朝まで眠れないと洩らしていました。言葉には出して言いませんが、奥様はもしかしたらただ寝かされて栄養液を注入されて生かされている状態(だんだん植物状態に近くなってきました)が可哀想で、栄養液の注入を止めて安らかにさせたいという気持になる時があるのかもしれません。病院としては、本人の遺言でもない限り、それはできないということのようです。ただ時々部分的には意識が回復し、今日も長年勤務していた千葉大学園芸学部の話題になった時は目を開けて「ウワァー」と大きな声を出して、泣き出しました。奥様は、元気になったらまた一緒に大学に行こうねと優しく語りかけていました。
N君と私は同じ年齢で、学生の時は同じ千葉大学で同期生でしたが、定年退職後の健康状態に大きな違いができてしまいました。
私は、今日撮った河津桜その他の写真をプリントして持って行って、N君に写真を見せながら外はいい天気で花が満開だったぞと話してあげました。

明日は日帰りで名古屋に出かけます。