2015年4月14日火曜日

月刊「現代農業」の記事のゲラ刷りは、人にも見てもらったら1ケ所大事なところでミスが見つかりましたので、早速編集担当者に訂正の依頼をして訂正してもらいました。その後、ゲラ刷りは下版(げはん)の段階に入り、編集担当者の手を離れました。これでこの仕事は終わりです。6月号(5月1日発行予定)が楽しみです。

今日も一日中雨でしたので、昼休みに一人で体育館の男子更衣室のモップがけとシャワー室のデッキブラシがけと道場の一部の雑巾がけをしてから、空手の基本の稽古と巻き藁叩き、サンドバック蹴りをしました。頭の中にある突きや蹴りのイメージとはかけ離れて、全く体が思うように動かず情けない状態だということを思い知らされました。

アメリカ人の空手の弟子/友人のMargie Reinitzさんから航空便の手紙が届き、"Beetles bring hope for saving hemolock- Predators imported to counter bugs ravaging N.C. forests"と題した現地の新聞記事の切り抜きが同封されていました。Hemlock(アメリカつが)という木がhemlock woolly adelgidと呼ばれるアブラムシに似た吸汁性害虫の蔓延で大被害が発生している(North Carolina州の森林のhemlockは過去15年間で50%以上枯死)のに対して、Laricobius nigrinus(略称Lari)と呼ばれる太平洋岸北西部原産の甲虫を導入・放飼することで、顕著な防除効果が得られていることを紹介する記事でした。Margieさんは、私がマツノマダラカミキリが媒介するマツノザイセンチュウで起こる松枯れ問題を研究していることを知っていますので、私が興味を持つと思ってくれたのでしょう。マツノザイセンチュウは約100年前にアメリカから輸入されたマツの丸太と一緒に日本に侵入したと考えられています。同封されていた新聞記事によると、hemlock woolly adelgidという害虫は、当初日本が起源と思われていたのが、アメリカ北西部原産ということがわかり、そこでhemlockは生き残っているので有力な天敵がいる筈だという発想から、甲虫のLariを見つけて採集・放飼してみることにしたとのことでした。