2015年4月15日水曜日

東京農業大学総合研究所研究会農薬部会の事務局担当のHさんから、5月15日(金)に開催予定の総会と特別講演の案内状が会員宛に配信されました。特別講演は、世田谷キャンパスの食と農の博物館の2階セミナー室で、総会終了後15:30-17:00に行われます。カルビー株式会社相談役/スマート・テロワール協会会長の松尾雅彦氏の演題は、「今、東京に依存している日本の農村部は、30年後東京を養っている」ですが、どんな内容だろうと興味をそそられます。研究会農薬部会は会員限定のクローズドの会ですが、非会員もあらかじめ申し込んで参加費(3,000円)を払えば特別講演を聴講することができます。

昨日、フリーライターの山嵜(やまさき)信明氏から週刊女性に市橋達也君の事件に関して総括する記事を書きたいとのことで取材の申し込みがありましたので、今日の午後2時に松戸駅の改札口で待ち合わせることにしました。予報では午後からは雨や突風で天気が荒れるとのことでしたので、その前に江戸川堤防を8km歩いたり走ったりしてきました。横浜駅伝まで2週間ちょっとしかないので、これからは毎日トレーニングをしないと、間に合いません。

駅前の軽食・喫茶に入って、コーヒーとケーキのセットを注文し、午後5時半頃までいろいろ話をしました。市橋君の学生時代のことから、事件当時、拘置所に収監されていた時、裁判の時、その後のことなどを改めて振り返ってみました。彼自身事件当時に取材をしていて、当時のマスコミ報道と同様に市橋君のとった行動から判断してよい印象はもっていないようでした。私への取材を通して、果たしてどういう記事になるのか全くわかりませんが、何故事件から何年も経った今の時期に市橋君の事件を取り上げるのかという私の質問に対しては、事件を風化させないのはマスコミの役割だからと答えていました。

山嵜氏は元々は佐賀県の出身で、早稲田大学の社会科学部出身で、辻本清美衆議院議員(元は社民党で今は民主党)と同期ということは50代半ばの筈ですが、私には山嵜氏自身の活動や生き方に興味が湧きました。世代的には大学紛争を起こした"団塊の世代"の後のいわゆる"しらけ"の世代に属するようです。午後2時から5時半頃まで長い時間が経過したのは、話題が市橋君の事件にとどまらず、日本農業の将来や大学紛争や最近の凶悪犯罪など、多岐にわたったからです。いつか機会があれば、フリーライターという仕事や、数々の取材をしてきて感じることなど、反対にこちらが取材してみたい気がしました。