2015年5月10日日曜日

昼休みに、水元公園C地区に出かけ、約2時間ウォーキングしてきました。

台風6号が沖縄に接近中で明日11日(月)は風雨が強まり、明後日12日(火)の午後には北上して関東地方にも影響がでるかもしれないとの天気予報ですので、明日の午後茨城県那珂(なか)市の大森種苗園に車で行ってマツの苗を150本購入してくることにし、アルバイトの学生に明後日の午前中に圃場に苗を植えてもらうことにしました。

2015年5月9日付けの朝日新聞夕刊の第1面に、「106歳~拝啓 台湾の君へ」「元小学校教諭、70年以上前の教え子に手紙」「宛先不明 局員が探し出す」という見出しの大きな記事が載っていました。1895年から1945年までの50年間台湾が日本の植民地だった時代に台湾の小学校で10年間教師をしていた高木波恵さんという女性(106才)が、当時の教え子に手紙を書いたら、住所がすでに変わっていたけど台湾の郵便局員が宛先を見つけて手紙を届けてくれて、元教え子から返事が届いたという感動的な記事でした。教え子もすでに87才~88才で、元先生も足が不自由になっているのでお互いに訪問することはできなくなっているけど、師弟の交流が復活したことを「とてもうれしい」と喜んでいるとのこと。

状況は全く異なりますが、私が1969年に27才でアメリカに留学してから10年間で2000人を超えるアメリカ人に空手の指導をしました。当時一緒に汗を流した弟子たちとは、45年経った今でも親友や兄弟のような絆で結ばれています。お互いに20代だったのが今はシニアシティズン(高齢者)になりましたが、経済的に、体力的に可能な限り、年に1回のノースカロライナ州訪問をして交流を続けたいと思っています。日本とアメリカは、70年前の親の世代には戦争をしていた敵国どうしでしたが、人間としてこんなに親しくなれるのですから、戦争は馬鹿げたことです。

昨日のブログでは、二井一禎先生の講演スライドのごく一部だけを紹介しましたが、防除対策に関する部分のスライドを配布資料から4枚だけ追加しておきます。昨日アップした最後のスライドにありましたように、先生は防除を失敗させた原因の一つとして、マスコミや一部研究者の異説の流布が情報の少ない市民に間違った考えを流布し、防除を遅らせ、被害を拡大させた、と指摘しています。異説というのは、マツノマダラカミキリがマツノザイセンチュウを伝搬してマツ枯れを起こすという証明された事実を否定して、大気汚染や酸性雨が松枯れの原因と非科学的な主張する人々がいまだにいて、必要な松くい虫防除の実施を妨害して松枯れ被害を助長しているということです。私も二井先生と全く同意見です。