2015年5月6日水曜日

先日、明治大学での私の講義を受講した人からの質問が事務担当者から転送されてきましたので、早速回答を送っておきましたら、今日はこの寄付講座のコーディネーターの北野 大先生から礼状のメールが届きました。東京農業大学でもそうでしたが、一般に私立大学は国立大学に比べて学生・受講生に対してより懇切丁寧に対応しているように感じます。本来はそれが普通なのかもしれませんが。

今日は5月3日の憲法記念日が日曜と重なったので振替休日になりましたが、暦には立夏(りっか)と書いてあります。夏にはまだちょっと早いような気がしますが三寒四温の時期が過ぎて夏の始まりという意味ではそうかもしれません。暦には夏至(げし)は6月22日となっています。一番暑い時期にはちょっと早いような気がしますが、夏至というのはすっかり夏になったという意味のようです。
昼休みに江戸川堤防を海に向かって左岸を約2時間ウォーキングしてきました。矢切りの渡しの駐車場には車がいっぱい留まっていましたので、連休最後の日に川を渡って柴又(しばまた)の帝釈天(たいしゃくてん)にでも行ったのでしょう。矢切りや栗山の斜面林と江戸川の間の畑では、今の時期はネギが少なくなってキャベツが目立ちました。

夕方はリハビリセンターに長期入院している千葉大学時代の元同僚教授/親友のN君をお見舞いに行ってきました。ちょっと早めに家を出て、先に手賀沼を半周ドライブしてからリハビリセンターに行きました。駐車場の前には手賀沼とつながっている大堀川との間に田んぼがあり、ちょうど田植え直後らしく稲の稚苗が植えてあり、大堀川沿いの遊歩道の桜の並木が田んぼの水面(みなも)に映っていました。写真を見て気がつきましたが、確か昨年もこの時期に同じ景色を見て、まるで絵に描いた景色のようだなと感じたことを思い出しました。
N君は最初目をつぶっていましたが、私が何回か声をかけたら目を開けて私を見てくれました。夕方なので車椅子に乗れる患者はホールに集まってテーブルに向かって夕食中でしたが、N君の部屋では4人全員が枕元のスタンドに栄養液の袋が吊るしてありましたので、口から食事を摂っている人はいないようです。
最近水元公園で撮った木々の新緑の写真や、ツツジの満開の写真や、横浜駅伝での千葉大学走友会の集合写真などをプリントして持っていき、N君に見せながら30分くらい話しかけました。私が話している間、目は開けていましたが、今日は残念ながらほとんど反応を示してくれませんでした。枕元のサイドテーブルに奥様が置いている連絡帳のスケッチブックに、「新緑の写真を見せに来ました」とメモして、N君には「来月また来るから元気でな」と言って、病室を出ました。