2015年6月19日金曜日

リハビリセンターに長期入院している千葉大学時代の元同僚教授/親友のN君を見舞いに行ってきました。いつの間にか、駐車場前の水田の稲が元気に育っていました。
ベッドから離れられなくなった彼に、最近撮影した大網白里市の棚田のように広がっている水田や、水元公園の菖蒲園や、新潟県のあてま高原リゾートの雄大な景色や、成田空港に娘と孫たちを迎えに行った時の写真をA4版にプリントして持って行って、一つ一つ見せながら話をしてあげました。娘がまだ小学生だった頃、N君の家族と私の家族は学内の同じ宿舎に住んでいましたので、N君は小さい頃の娘をよく知っています。N君は前回見舞いに行った時とは違って、顔色がよく、両目を大きく開いて私の顔を見ながら話を聞いてくれました。何日もかけて仕上げたブユ被害軽減対策の提案書も持って行って、ページをめくりながら内容を説明し、私はまだこんな仕事をしているんだぞと言って刺激してやりました。言葉での反応は全くありませんでしたが、私の言っていることはN君の耳には聞こえているような気がしました。
何が違ったのかはわかりませんが、前回はあと1ケ月も生きられるだろうかという印象だったのが、今日はこのまま何年でも生きていられるような印象でした。

一昨日は除草を学生アルバイトにやってもらった園芸学部のマツ苗の圃場を見に行きましたが、予想した以上にきれいに除草されていました。133本植えた中で枯れた苗が数本ありました。
みんなの庭と名付けて学生有志が世話をしている花のガーデンには、向日葵(ひまわり)の花がまるで太陽のように明るく咲いていました。

締め切りをとっくに過ぎた本の原稿もまだ終わっていないのに、来週26日(金)には千葉大学園芸学部での公開講座の講義がありますので、その準備もそろそろしなければと気になってきました。