2015年7月5日日曜日

三保の松原の松枯れ状況を視察・調査してきた時に静岡市清水区役所で入手した資料を整理しています。昨年度伐倒駆除した松枯れ木209本について、何が原因か推察して、どうすれば松くい虫の被害をさらに減らせるか対策を考えるためです。
枯れて伐倒されたマツの77%は、全く防除されなかったために被害を受けた分と薬剤の散布むらで防除効果がなかった分で、残りの23%は年越し枯れ、樹幹注入剤施工技術上の問題、根系感染が原因の可能性があるようです。
77%分は、ちゃんと散布を徹底すれば解決する問題ですが、23%分の中の年越し枯れと根系感染がどれくらいあるか不明ですが、これらをどう克服するかは難しい問題で、チャレンジングな研究課題です。
さらに、資料の解析を続けたいと思っています。