2015年8月14日金曜日

この二日間は全く運動をする時間がありませんでしたので、午後から2時間ウォーキングに出かけました。景色に飽きないように今日は小山(こやま)の町の中を通って、江戸川堤防と矢切の斜面林の間の畑を訪ねてみました。途中園芸学部構内を通って、柿の木の葉に寄生していたイラガの状態を見に行ったら、幼虫が分散して高い枝の葉に移動していました。

矢切のネギは昔から有名でブランド品ですが、一つの畑にはドロボー除(よ)けの御守りが吊るしてありました。田んぼにスズメ除けの案山子(かかし)が立っているのはよく見ますが、ネギ畑のは人間のドロボー除けの御守りでしたから、せっかく農家が丹精込めて育てたものを盗んでいく不心得者がいるのでしょう。
東京外環の延伸工事も矢切の辺りの区間は江戸川の辺りに比べると遅れているように見えますが、橋脚の囲いに簡単な植物棚が設置してありました。殺風景な工事現場の景色を少しでも緑化しようという考えのようです。高架道路の断面が見えましたが、鉄筋が道路に平行方向にびっしり入っているのが見えました。

東京電力の関係者からメールが届き、新潟県十日町市のあてま(当間)高原リゾートのブユによる刺咬被害対策を、以前現地視察の後で作成・提出した私たちの提案に沿って実施したいとのことでした。先ず、BTi(ベクトバック)というブユのようなハエ目の昆虫に特異性の高い微生物資材を水路に試験的に投入することについて、一応現地の環境監視委員会の了解を得たとのことですが、投入後のブユ幼虫に対する防除効果の調査や、ブユ以外の水生生物に対する影響の調査などが必要ですので、日程調整や役割分担など至急相談しなければなりません。私には8月の残りと9月はもういろいろな予定が入ってしまっていますので、今からどこまでやれるか、難しそうです。今から私たち自身が現地に何日間も泊り込んで調査をするのは時間的に困難ですので、環境アセスメント会社や防除業者に委託して入ってもらうにしても、今年は予備試験だけで本格的には来年から実施ということになるかもしれません。