2015年9月11日金曜日

「松枯れ防除実践講座」の2日目は実技の研修で、朝8時に鳥取駅前に集合してチャーターしたバスで鳥取砂丘の近くにある鳥取大学付属の乾燥地研究センターに移動して行われました。センターは小高い山の上に位置していて、クロマツ林があり、松枯れ進行中の木が何本かあり、研修をするのに便利でした。

研修は、参加人数が多かったので5班に分かれて実施しました。先ず健全木と衰弱木を見分けるために、ポンチで樹皮をくり抜いて樹脂の分泌を比較することから始めました。次に、枯れ進行中の伐採されたクロマツを取り囲んで、マツノマダラカミキリ成虫による後食痕の確認や産卵痕の確認をしました。産卵痕や樹皮下にフラス(虫糞と木屑)のある枝はナタで割材して、材を食害中のマツノマダラカミキリの幼虫がいることを確認しました。

防除技術の実習として、伐倒した被害木の燻蒸処理、昆虫寄生菌ボーベリアバシアーナの施用、殺線虫剤の樹幹注入、土壌施用、マツノザイセンチュウの分離検出のための材片採取、ペットボトルを用いた現場での簡易線虫分離、DNA診断(映像のみ)、などを行いました。二日間にわたる盛りだくさんの講座でしたが、参加者にとってはよい勉強と技術向上の機会だったのではと思いました。

帰りは私は鳥取空港から飛行機で帰宅しましたが、空港の周りにもクロマツが植栽されていました。ここでも松くい虫の被害木が目につきました。そのせいか、樹幹注入で対策を取り始めたらしく、施工済のラベルが貼ってありましたので近づいてよく見たらミルベメクチン(マツガード)が打ってありました。