2015年10月25日日曜日

明日の朝は8時頃フィッシングに出かけようと打ち合わせてあったので、6時に目覚ましをかけて洗面室で顔を洗ってヒゲを剃ってキッチンに行ったらすでにラリー君がコーヒーを沸かして待っていました。女性は女性どおしでマージーさんとリンダさんは近くのラリー君の弟のデニス君の家(昔のプランテーション風の邸宅)にデニス君の奥さんのパムさんに会いに行き、ラリー君と私は小型トラックの荷台にジョンボートと電気モーターとバッテリーを積んで、20マイルぐらい離れたところにあるJohn D. Long湖に行きました。ちょうどいつもウォーキング・ジョギングに行くRaleigh市のLake Johnsonと同じくらいの大きさの湖で、湖畔の黄葉が真っ盛りで見とれるぐらいでした。私たちを含めて3漕のボートがフィッシングをしていました。昼ぐらいまでルアー(疑似餌)を投げて、ラリー君はプラスチックウォームでバスのアタックがあったのですが、途中で逃げられてしまいました。私は3本針の付いた深く潜るルアーで1ポンドぐらいの大きさのバスを1匹だけ釣り上げましたが、リリースしました。

この辺りはサウスカロライナ州の田舎ですので、大きくなった松の木を伐採して収穫後の土地に苗を植樹しているところがありましたが、整地も何もせず、そのまま植えてありました。マツの苗は1000本で$50(1$=120円換算で6000円)程度だそうですから、1本6円ぐらいで安いと思いました。近くに昔の綿の工場があり、畑で摘んだ白い綿をこの工場内に持ち込んで、手で綿の中の実を採り出して綿と実を分ける作業をしたのだそうです。南部の綿産業の没落とともに工場も閉鎖されたようです。すぐ前には昔のお店の建物が朽ちかけて残っていました。

ラリー君の牧場の倉庫には大型のトラクターをはじめいろいろな機械が入っていました。私が庭で見つけた松枯れ進行中の松の木の材片を採取していたら、近所の子供(姉さんと弟)が遊びにきました。あんまり可愛いので写真を撮りたいと言ったら、素直に二人並んでくれました。
サウスカロライナ州はどういう訳かはわかりませんが、ノースカロライナ州よりもガソリンの値段がさらに安いのだそうです。1ガロン(3.8リットル)で1.799ドルという看板を見つけました。1リットルでは57円です。ちょっと前まではガソリンの値段が高かった時は多くの人が電気自動車に興味を持っていたが、今はほとんどの人が見向きもしなくなったと言っていました。
ギャフニーというのは南部の小さな田舎町ですが、ラリー君とリンダさんの生活を見ていると、毎日同じ生活の繰り返しでも、都会の喧騒や何かに追い立てられるような生活ではなく、地に足が着いた人間らしい素晴らしい生き方をしているなあと感じます。

1年に1回の楽しい時間を過ごして、午後3時頃出発してノースカロライナ州に帰ってきましたが、片道約4時間のドライブでした。途中眠気が出て来た時に3回休んで、結局私一人で運転して帰ってきました。マージーさんは犬と猫が待っているのですぐ自分の家に帰りました。私は何となくお腹が空いたので、近くのハリス・ティーターという食料品店に行って料理済のチキンとセロリとニンジンとブドウを買ってきて食べました。