2015年10月20日火曜日

朝いつものようにSymphony Lakeにウォーキング・ジョギングに行ってきました。夜明け前にホテルを出ると、木々とホテルの建物がシルエットのように見えます。昨夜も気温が低かったらしく、朝もやが昇っていましたが、アオサギがまるで仙人のように朝もやの中で水の中に立っていました。

盲目の女性二人を連れて海に行っているマージーさんから携帯にメールが入り、ダウターマン先生の奥さんの容態が悪いということでしたので、ウォルター君に電話をして入院しているDuke Hospitalに連れて行ってもらうことにしました。緊急にオレゴン州から次男のジョン君(医師)も駆け付けてきていて(飛行機で6時間)、葬式の準備も始めているとのことでした。彼らが宿泊しているResearch Triangle ParkのMarriot Hotelの位置をネットで地図を検索して印刷して、やっと探し当てることができました。
3人で病室に行ったら、奥さんは救急車で運ばれる途中20分くらい心臓が停止した状態だったらしく、心臓は動いていましたが、意識は全くない状態でした。こちらでは、昏睡状態から何日かして突然意識が戻ることもあるので、72時間(3日間)検査をしてから脳死かどうか判断するのだそうです。2時間も心臓が止まっていたので、その間脳に酸素が運ばれなかったので回復する見込みは非常に薄いということで、その場合は奥さんの遺言通り植物人間状態で生命を維持せずに救命装置を外して死なせてあげるという選択をするようです。
葬式も親戚や友人・知人に集まってもらって牧師にお祈りをしてもらってではなく、息子たち二人だけが見守る中で火葬するのだそうです。墓地は、先日お参りに行ったダウターマン先生のすぐ隣にすでに用意してあるのでそこに遺灰を埋設するようです。
10月には私がノースカロライナ州に来ているからということで私に会いに来て、一緒にダウターマン先生のお墓参りをして、その他の親戚(奥さんのいとこ)や親しい知人たちにも会って、つい一昨日の日曜日に最後に私とワラジという日本レストランでディナーを食べて、ホテルに戻って間もなく倒れたのですから、20年前のダウターマン先生の亡くなった時とそっくりで不思議な気がします。

病院から帰ってきてから、ノースカロライナ州立大学のマイク・ロウ教授を訪ねました。彼は私より10才下で63才の筈ですが、あいかわらず精力的に研究をしていて、ちょうど論文を書いているところでした。いろいろな話をして、明日の昼ご飯をホジソン教授を含めて3人で一緒にする約束をしました。