2015年12月6日日曜日

中国の瀋陽農業大学から私の研究室に留学して博士号を取得した孫 立倉博士は、ある会社の新潟県胎内市にある肥料工場に勤務していますが、明日本社に寄る用事があるついでに今日上京して松戸に来てくれました。
駅前の軽食・喫茶でコーヒーを飲みながら久しぶりに話をしました。娘さんの孫 歌(そん・かー)さんは北見工業大学の3年生になったそうです。確か小学校4年生ぐらいの時に日本に来て、私が近所のイトーヨーカドーに連れて行って水着を買ってあげて、一緒に千葉大学園芸学部のプールで泳いだことを思い出します。あれから11年経って、歌(日本ではうた)ちゃんは大学生になったのですから、時の流れの速さを感じます。すっかり日本語が中心の生活になって、父親の孫さんが中国語で話しかけても日本語で返事をするようになったとのこと。
そうなると、卒業してから日本で就職するのか、中国に帰るのか、母親が希望しているようにアメリカに移住するのか、いずれ選択しなければならない時がくるのでしょう。

新潟県胎内市の荒井浜海浜公園の砂防林は、ヘリコプターによる殺虫剤の散布と殺線虫剤の樹幹注入の併用で松枯れ被害を最少(昨年の調査では、海岸林縁部の防除効果はまだ不十分でしたが)に抑えています。今年の防除効果を調査するために、今週末の12日(土)に電車で新潟駅に行ってレンタカーを借りて胎内市に一泊する予定です。13日(日)に孫博士に手伝ってもらって、松林の中を歩いて枯損木の分布を調査することにしました。天気予報では土日は胎内市は雨天のようですが、他に時間がとれませんので、雨合羽を着用してでも調査を行うつもりです。今年は、特に根系癒合によるマツノザイセンチュウの隣接木への移動・感染がないか注目して調査しようと思っています。

少しずつ1月に予定されている講演の準備を始めました。