2016年1月21日木曜日

東京農業大学総合研究所研究会の部会長会が世田谷キャンパスで午後4時半からあり、私は農薬部会長ですので出席してきました。総合研究所には、昨年発足した「稲・コメ・ご飯部会」と「植物工場研究部会」を含めて、28部会があります。各部会の活動内容を報告し合いました。

東京に出かける前に、樹木の根系癒合を根株の掘り起しなしで電気的に判別する方法を開発する実験をしました。今日は、樹高約3mのアカマツと、樹高約2.5mのクロマツ2本を供試して今までと同様に抵抗を測定してみました。リード線とピンの接合部はハンダ付けしましたので、引っこ抜けて離れる心配はなくなりました。
アカマツの幹は67.5Ω(50cm間隔)で、クロマツの幹は75Ω(50cm間隔)でした。アカマツの枝は幹よりも大きな110Ω(50cm間隔)という値を示しました。
樹間が95cm離れた位置のクロマツ2本間の抵抗は130Ωでしたので、根系が癒合して導管を経由して水がつながっているのかもと想像しました。

しかし、最後に念のためにと思って地面の95cm離れた位置に黒いリード線と赤いリード線のピンを挿し込んでみたところ、電気は流れないだろうという予想に反して、抵抗は30Ωで樹木の幹や枝よりも小さい値を示しました。電圧(V)=電流(A)×抵抗(Ω)の筈で、電圧は1.5Vの電池2個が直列ですから3Vで一定だとすると、幹や枝よりも大きな電気が流れたということになるのでしょうか。
理由は全くわかりません。電気の知識が貧弱な私が何か根本的な思い違いをしている可能性もあります。
もう少し実験をしてから、電気に詳しい友人たちに相談して、この方法は駄目かどうか判断するつもりです。