2016年1月17日日曜日

昨日と今日は全国で大学入試センター試験が実施され、25,690人が志願したと報道されています。私も千葉大学の現職教員だった時は、毎年この時期は警備や受付や監督などで狩り出され、事故やヘマがないように2日間ピリピリした雰囲気で過ごしたことを思い出します。受験生は神経質になっているので、監督している教室でちょっとでも騒音(私語や物音)があると受験生が入試センターに通報し、翌日大学に厳重注意のお叱りが届くというようなことがよくありました。今年も会場によっては開始時間にちょっとした遅れがあって不公平なので、再受験の機会を与えるという措置がとられたところがあったようです。
こんな試験の点数の1点、2点の違いで若者の能力や将来の可能性を判断するのは馬鹿げていますが、公平な評価をしなければならないということから、やむを得ず定着してしまったのでしょう。本当は一つの定規(じょうぎ)でなく、もっと多様な方法でそれぞれの若者が持っているいろいろな可能性を評価してあげられればいいのですが・・。本来はそれを各大学が独自に実施する後期日程試験でみるというのが建前なのでしょうが、やはり公平な評価をしなければという縛りで前期日程試験と同じような学力試験をして、前期と後期の合計点(受験科目の選択や傾斜配点はしますが)で1点でも高い方を合格にするというのが実態です。学部や学科によっては後期日程試験では作文を課すところもありますが、受験生は高校や予備校で作文の書き方のトレーニングを受けて準備してきていますので、採点が非常に難しく、いくつかの採点上の基準を決めて出題委員とは別の複数の教員に作文を読んで採点してもらうということになります。

松戸市内のホームセンターに行って木工用ドリルの歯6本組(498円)を買ってきて、自宅にあった乾電池で動く簡単なドリルにセットしました。以前私が植えたキンモクセイの幼木が大木に育っていますので、1本の幹に10cmぐらいの間隔で2個小さな穴を開けて、先日秋葉原電気街で買ってきた電気テスタのプラスとマイナスの電極のピンを挿し込みました。アナログテスタの針が動いて抵抗約47オームを示しました。
次に、40cmぐらいの間隔で穴を開けて同様にしたら、抵抗約70オームを示しました。
次に片方の穴は別の幹(根は共通)に開けて同様にしたら、抵抗約120オームを示しました。
私は電気については中学校の理科で習った程度か、大昔に高校の物理で習った程度の知識しかありませんが、この簡単な実験で、木の組織内の導管の中を流れる水を通して電気が流れることと、当たり前のことですが距離が長い程抵抗が大きくなるということが確認できたということだと思います。
マツの幹や根は組織がもっと硬そうですので、すぐホームセンターに戻って日立製のより強力な充電式コードレスドライバドリル(8,980円)を買ってきました。
今度はマツの木を使って同様の実験をしてみるつもりです。うまくいけば、テスタのリード線の長さを各5mぐらいのものを自作して、離れた位置のマツの木の根が癒合しているかどうか電気的に判別できないか実験してみるつもりです。

根系癒合が根の掘り起こしなしで判別できるようになれば、マツノザイセンチュウが癒合した根系を通して隣接木に移動・感染するのを浸透性殺線虫剤をピンポイントに土壌施用して防除する試験を実施したいと思っています。