2016年2月15日月曜日

ウッドオフィスのチーフディレクターのN氏と、放送作家という肩書のM氏とは約束通り午前11時に松戸駅で待ち合わせ、すぐ軽食・喫茶店に入って、昼食を含めて午後2時頃までいろいろな話をしました。自宅の押し入れから市橋君に関する当時の書類や資料が入っているバッグを見つけて持っていきました。その中に1枚のDVDが入っていて、テレビ東京「ニッポン事件簿~犯人はなぜ逃げるのか~」2012年3月18日放送というラベルが貼ってありました。
私は記憶力が悪くて過去のことはどんどん忘れてしまう性格ですので、最初は昔事件が起こって市橋君の身柄が確保されるちょっと前にどこかのテレビ局の取材を受けて、私に連絡をするなり、自主的に警察に出頭するように彼に呼びかけた時のDVDだと早合点しましたが、よく考えてみれば事件が起こったのは2007年ですから、2012年というのは事件から5年後に制作・放送された番組のDVDでした。後でパソコンにつないで再生してみたら、オーム真理教の信者だった平田 信(まこと)氏と、ホステス殺害犯だった福田和子氏と、市橋君の3人が長年逃亡生活をしていた様子を、映画監督・俳優の哀川 翔という人がナビゲーターとして紹介している内容でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%80%E5%B7%9D%E7%BF%94
今回の取材目的のテレビ朝日の特別番組は、ナビゲーターこそ違いますが、似たような企画の後継番組かなと思いました。

今日の取材は一応ICコーダーで録音していましたが予備取材で、後日カメラを連れて本番の取材に来るとのことでした。
M氏は事件当時の市橋君と同年代ぐらいに見えましたが、市橋君が刑務所の中で書いて幻冬舎が出版した「逮捕されるまで-空白の2年7ケ月の記録」を読んで、市橋君について抱いていた先入観念とは全く異なる、頭のよい普通の青年という印象を受けたと言っていました。
事件が起こってから9年も経った今、再びテレビ番組で取り上げることにどんな意味があるのか・・。市橋君が何故判断力が欠如したあんな事件を起こして一生を棒に振ってしまったのか、想像するだけで本当のところはわからないままで・・。
それでも、当時を知らない後に続く若者たちが番組を観ることで、同じ間違いを犯して道を踏み外すのを一人でも減らす効果があることを期待したいと思います。

昨年10月に私と会ってから間もない11月にカリフォルニア州の自宅で急死したノースカロライナ州立大学時代の恩師だった故W.C. Dauterman 教授の長男のWalter Jr. 君のノースカロライナ州ローリー市でのCelebration of Life(偲ぶ会のようなもの?)は当初先月23日に予定されていましたが、悪天候(大雪)のために出席予定者がキャンセルして延期になり、7月23日に決定したと言ってきました。今日、私も出席するとの返信のメールを送りました。それに合わせて、今まで古巣のノースカロライナ州に10月に訪問して1ケ月滞在していたのを、今年は7月に前倒しすることを考えています。