2016年2月9日火曜日

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のDr. Simone Tosi からの私たちの2004年の論文に関する問い合わせ(ミツバチにネオニコチノイド剤を処理する前に処理した殺菌剤Propiconazoleの薬量)に対して、筆頭著者のTakao Iwasa に直接コンタクトするように提案しましたら、コンタクトをして必要な情報が得られたということで以下の礼状が関係者全員宛に届きましたので、一言希望的意見(提案)を追加しておきました。そうしたら、ノースカロライナ州立大学のProfessor Michael Roeからも全面的に私の意見に賛成との意思表示がありました。文中のOrthene というのは、有機リン殺虫剤アセフェートの製剤名の一つで、アメリカでは農業だけでなく、家庭園芸でも、庭の樹木でも、芝生でも、家の中のカーペットでも、ペットでも、台所でも害虫防除で使われていた筈です。
ネオニコチノイド剤は現在世界的に作物保護に多大の貢献をしている殺虫剤ですので、ある種の殺菌剤との協力作用でミツバチに対する毒性が高まるという現象を、ケチをつけて禁止に追い込む姿勢で研究するのではなく、農家が賢い使い方をして悪影響がでないようにするにはどうすればよいかを提案する建設的な姿勢で研究してほしいという希望です。
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Dear everyone,
Thank you very much for the reply and information.
Kind regards,
Simone
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Dear Simone,
You are welcome.  I am glad that you could communicate with Takao and obtain the information you wanted to have. 
In the meantime, I am interested in the studies you are conducting at UCSD on the effect of neonicotinoids on bees.  I noticed some people do research to prove an adverse effect of neonicotinoids on bees.  Since the insecticides are playing an imortant role in crop protection world wide, I hope some people would do research to show how growers can use neonicotinoids wisely to avoid the adverse effect.
Best regards,
Naoki
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I agree totally with Naoki's comment.  I remember the days when we did not have this chemistry, we had resistance to everything, and had to use orthene and other OPs.  
Mike
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今日も晴天でしたのでちょっとだけでも体を動かして運動をしようと思って外に出ましたが、時間がもったいない気がして、園芸学部構内にある梅園の梅の花を見るだけで帰ってきて、また机に向かってしまいました。同じように見える梅の花でも、よく見ると花弁の枚数や色調に少しずつ変異があることがわかります。さっと見るだけだと、単に白い花と紅い花にしか見えませんが。

その後園芸学部事務から電話があり、ウッドオフィス(株) http://www.wo-gr.jp/w-o/ というテレビプロダクションの会社から私への取材申し込みがあったという連絡でした。今の時期に何の取材か想像できませんが、取材はOKですので私の携帯電話の番号を先方の担当者M氏に教えても構いませんと答えておきました。