2016年3月4日金曜日

タイから帰国後は毎日江戸川堤防や水元公園に運動に出かけて、少しずつ体調を回復しています。
今日は東京農業大学総合研究所研究会の第101回農薬部会セミナーがあり、2題の講演がりました。
1. 「ヒトを対象にした殺虫剤の生物学的曝露モニタリング」
  名古屋大学大学院医学系研究科病態解析学分野准教授上山 純先生
2. 「マツ材線虫病研究の歴史的経過と問題点」
  元玉川大学教授/元森林総合研究所真宮靖治先生

上山先生は、尿中殺虫剤及び代謝物類の高感度分析法を応用して、有機リン剤、ピレスロイド剤、ネオニコチノイド剤を測定できることと、実際のばく露状況について紹介されました。
真宮先生は、講演スライドをUSBとCDの両方に入れて持参されましたが、残念ながら両方の媒体とも失敗で使用予定のスライドが入っていないというアクシデントがありました。通常は慌ててパニックになるところですが、さすがベテランの先生ですので、USBに入っていた別のところの講演で使ったスライドを代わりに映写しながら、マツ材線虫病研究の経過と現状、マツノザイセンチュウの系統の問題、ニセマツノザイセンチュウとの関係、発病機構の問題、防除の問題などについて紹介されました。