2016年3月25日金曜日

一昨日は卒業生を送る会の前に、空手着に着替えて道場で久し振りに空手の稽古を約1時間しました。わずか1時間でしたが、普段使わない筋肉を使ったので昨日は筋肉痛で、珍しく両太ももの内側が攣ったりして、情けない状態でした。

今日は農薬の人体ばく露量調査の共同研究を実施する予定の名古屋大学医学部のU先生と一緒に、調査に協力してくれる防除業者の営業所を訪問する約束でした。U先生はご自宅のある岐阜県の駅を朝6時に出発し、JR成田駅に10時半に到着する予定でしたので、私は松戸の自宅から車で約1時間半の距離ですが、道路の渋滞を予想して8時半に出発しました。途中予想通りの渋滞があって、カーナビの推定では到着9時と出て焦りましたが、その後改善して実際には10分前の8時20分に駅前に着きました。
営業所には約束の11時より少し早めに到着し、責任者の人に私たちの調査研究の目的と具体的な内容の説明をしました。予想に反して、すでにゴルフ場では殺菌剤を中心にして散布作業が始まっているとのことでしたので、散布前の尿サンプルの採取は時期遅れということがわかり、今年の冬の散布作業中止後に延期することにしました。
先ず、散布後の農薬とその代謝物の尿中排泄のタイムコースを確認するために、3人の作業者に散布後24時間の尿を毎回全量採取して、クール宅急便で送ってもらうことにしました。U先生が名古屋から新幹線で運んでこられた500ml容の採尿容器18個と、それを宅急便で送る送り状貼付済の発泡スチロール箱を置いてきました。その分析結果によって、採尿時間と回数を決めて、実際の試験は少し散布作業が時間的に余裕ができる5月の連休明けから開始するということにしました。

せっかくの機会でしたので、同じ成田市内にある私たちが松枯れの調査をしている甚兵衛の森に車でU先生を案内しました。樹齢約300年のマツの巨木の太さと高さを見て、地上から樹冠部に殺虫剤を散布することがいかに大変なことかを実感された様子でした。
帰りは途中ファミリーレストランに寄って軽く食事をして、松戸駅までお送りしました。
甚兵衛の森の横の畑には、菜花が植えてありました。