2016年4月25日月曜日

午前中、道場で1時間ぐらい空手の稽古をしてから、東京の神田に出かけました。
東京神田駅近くの全農薬(全国農薬協同組合)ビル内に事務局がある安全協(全国農薬安全指導者協議会)は、農薬に関する講習会を開催して受講者に農薬コンサルタントという資格を与える事業の他に、年に3回全国各地で一般消費者を対象に農薬に関する理解を深めるための農薬シンポジウムを開催していますが、私は毎年その講師を依頼されています。今年は7月15日(金)に滋賀県、8月26日(金)に静岡県、9月6日(火)に愛媛県で開催が計画されていて、その打ち合わせも兼ねて午後1時半に事務局を訪ねました。

久し振りに神田駅で降りましたが、駅近くの路上に駐車したバイクに乗った人が仮眠をとっている姿が目に入りました。昔、私の研究室の卒業生が長野県の実家に帰って果樹園を継ぐ前に、東京で書類や小箱程度の荷物を3時間以内に届けるというBy-Q便で働いていましたが、今日見たのはソクハイ、60分以内と書いてありましたので、同業者かもしれません。しかし、バイクに乗ったまま、ヘルメットを外してジャンバーを頭からすっぽり被って仮眠している姿からよっぽど疲れているのではと想像しました。無理をし過ぎて事故がなければいいがと思ってしまいました。
駅の近くのあるビルの横には、垂直に近い壁に植物が植えてあり、よく見るとロックウールか水蘚(みずごけ)みたいなものに根が挿してありましたので、恐らく栄養液が自動的に供給される仕組みになっているのでしょう。都内の狭い土地で植物の緑を平面ではなく垂直に育てるアイデアに感心しました。

松戸に帰ってきてからもう一度園芸学部に寄って、いくつかの研究室を訪ねて、今週金曜の横浜駅伝大会で急遽欠員がでた8.195Km区間を走ってくれる教職員か学生がいないかあたってみましたが、結局見つかりませんでした。
共同研究をしている緑地環境学科のT准教授の研究室を訪ねたら、2014年に私がノースカロライナ州政府の樹木苗生産センターから入手してきた松くい虫抵抗性の4種類のテーダマツの種子からコンテナ苗を育てる作業を始めていました。全部育てば1,600本分ですが、畑に植えられる大きさに育つには多分2年ぐらいはかかる筈です。日本の環境でも生育できるマツになるかどうか楽しみです。