2016年5月12日木曜日

午後2時からはメーカーに無料で貸し出してもっらたLCRメータと4極プローブを使って生立木のインピーダンスを測定する試験を実施する予定でしたので、短い時間しかありませんでしたけどその前に江戸川堤防に行って、昨日も走った河川敷に降りるスロープを上り下り3往復走って運動してきました。

千葉大学工学部電気科卒で空手部でも同期だった小平眞次君(元木更津高専教授)は、私の依頼を受けてわざわざ木更津から松戸まで試験の立ち会いと指導に来てくれました。メーカーの日置電気株式会社の人も来て、LCRメータの最初の調整をやってくれて、測定の仕方を説明してくれました。前回のテスターを使って抵抗値の測定をした時は、電源は1.5Vのバッテリーを2個つないだ3Vの直流だったのに対して、今回のLCRメータでは100Vの交流電源を使いました。100Hz、1V条件下で測定点距離(X cmごとに測定したインピーダンス(Y kΩ)をグラフにプロットすると、Y=12.3+0.148X (r=0.996)という一定の関係が得られることがわかりました。
ヤブ蚊に刺されながらの測定作業でしたが、一応うまくいくことがわかりましたので、今度は松林に持って行って、松くい虫被害で枯死・伐採した根株間、あるいは根株と生立木間で測定できるかどうか試験してみるつもりです。海岸の砂防林や山の保安林では100Vの交流電源はないでしょうから、発電機を持参する必要があります。私が現職の時に研究室で持っていた発電機は8年前に定年退職した時に誰かに譲ってしまいましたので、ホームセンターに行って新たに購入するか、誰か貸してくれる人を探さなければなりません。



先日(8日)水元公園に行ってクヌギの新葉のクヌギカメムシの集合状態をチェックした時は、まだ集合したままで、成虫化した個体も数頭いました。昨日(11日)チェックしてみたら、ごく少数の幼虫が残っていただけで、ほとんどの個体は成虫化してどこかに移動してしまったのか、いなくなっていました。幼虫は葉と葉を重ねてその間に集合していたことから想像すると、成虫化するまでの期間、天敵から身を守るために集合していたのかなと思いました。