2016年5月31日火曜日

新東京病院 http://www.shin-tokyohospital.or.jp/ というのは、以前は松戸駅東口から徒歩5分ぐらいのところにある総合病院でしたが、最近少し離れた松戸市内の和名ヶ谷というところに新たに大きな入院専門病院を建て、元々のところは外来専門の松戸駅前新東京クリニックとして、両方の間はシャトルバス(約10分かかる)を運行して病院スタッフや患者を無料で運んでいます。
先日浦和高校の同窓会で講演をした13年後輩の順天堂大学教授の天野 篤君も、「熱く生きる」(セブン&アイ出版 2014年 定価本体1,600円)という本の中で、一時期この新松戸病院(当時は駅前の方)の外科に勤務していて手術の腕を磨いたと書いています。看護師に訊いたら、今も患者が天野先生を離さないので週1回土曜日に来て手術を執刀しているとのことでした。

私の手術は2人の医師が担当し、私も睡眠薬なしで意識がありましたので手術の最中に画面に映し出される腸内やポリープ切除の様子を見ることが出来ました。小指の先ぐらいの結構大きなポリープを2つ切除して検査のためにホルマリン入りのバイアルに保管しました。組織切片を作って細胞を染色して顕微鏡で観察するのでしょうが、ホルマリン漬けですからすでに酵素活性は失活している筈で、何を観てがん性かどうか判断するのかちょっと興味があります。
手術後は腸に負担をかけないようにと看護師が車椅子を押して5Fの病室まで連れて行ってくれました。入院費用を安くするために個室ではなく4人部屋を希望しましたら、他の3人は私より相当深刻な病状の患者のようでした。同室の1人の患者は、膵臓か胆嚢かの手術を受けた後、腹痛が酷いらしく、お腹が痛い、お腹が痛いと言い続けて、CTを撮るために担架で運び出されました。普段は気が付きませんが、病院に行くと世の中には体調の悪い人が大勢いることに気付かされます。
私はどこも具合が悪くないので廊下に出て歩きたいぐらいでしたが、動き回って出血しないように、念のためおとなしくベッドで持ち込んだ本を読んで時間を過ごしました。その間看護師が何回も回ってきて、体温と血圧をチェックしていきました。

昨日は何も食べなかったので、今朝は朝食が待ち遠しく、お粥とみそ汁と煮物と漬物の朝食を美味しく食べました。その後、手術を執刀した医師2人と看護師が回ってきて体調に異常がないことを確認し、9時半頃退院手続きを済ませて帰宅しました。前回と同じように、手術後1週間はお腹に力が入る運動と刺激物の摂取を控えるようにとの注意がありました。
これで、切除したポリープが検査でがん性でなければ、一件落着です。
会計で手術費用と入院費用と朝食費の合計の約10%の14,670円を支払いました。残りの約90%は保険(国保)が払ってくれている筈ですので、ありがたいことです。

銀行に歩いて行って、実験道具を購入した費用の残金を池田理化の口座に払い込みました。4万円ちょっと分は先日ATMで振り込みましたが、10万円を超える分は振込ができないとのことでしたので、今日直接窓口で振り込みました。
その後郵貯銀行にも寄って、千葉大学空手部同窓会(昇龍会)の年会費も払ってきました。
坂川沿いに松戸神社のそばを通って歩いたら、薄赤色のアジサイの花が咲いていて綺麗でした。本当は大学の道場で着替えて江戸川にウォーキングに行きたかったのですが、昨日何も食べなかったせいか元気がでてこないので止めて、家に帰って昼食を食べました。

「グリーン・エイジ」の原稿は昨日の朝病院に行く前にとりあえず提出しましたが、今日いつも松くい虫関係の調査研究を一緒にしている田畑勝洋博士が目を通してくれて、訂正の提案を送ってくれましたので、早速訂正して提出し直して差し替えてもらおうと思っています。やはり人に見せると自分では気が付かないところを指摘してもらえるので、原稿がずっと読みやすくなります。