2016年5月6日金曜日

今朝のテレビのニュース番組でも、韓国における加湿器殺菌剤による中毒事件について昨日の続きをやっていました。
ネットにも、ソウル中央地検捜査チームが国立ソウル大学教授を緊急逮捕し、私立・湖西大学教授の研究室を家宅捜索したと載っていました。加湿器の殺菌剤ポリヘキサメチレングアニジン(PHMG)のミストを吸入して肺の線維化が起こったことが推察されていますが、いずれ全容が明らかになることでしょう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160504-00010001-jindepth-int
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/05/reckitt-benckiser-seoul-univ_n_9854268.html

私が木材保存剤の安全性審査委員会の委員(現在は委員長)になったのはもう何年も前のことですが、当時の委員会のある有力委員は有効成分が農薬登録されていれば安全性については十分確認されているのでそのまま通してよいと主張していたのをあらためて思い出しました。農薬は野外で使うのに対して、木材保存剤のほとんどは建物の床下に処理して、床上は人間の居住環境で乳幼児や妊婦が毎日吸入する可能性があるので、気中濃度の測定データがなければ安全性の判断はできないと私が主張して大騒ぎになりました。長い時間(数年)がかかりましたが、結局私の主張が通って、その後気中濃度の測定データは必須になり、その他の面でも審査は厳しくなりました。
5年間薬効(シロアリ、木材腐朽菌防除効果)を保証するために床下に大量に施用した殺虫・殺菌剤が気化して床上の空間を汚染する可能性と、今回の韓国の事件のように加湿器の中に入れて直接室内でミスト化するのとは違いますが、あの時に気中濃度の情報要求を実現してよかったと思います。

昨日は子供の日の祭日で天気もよかったので、水元公園Bブロックの端まで3時間15分ウォーキングしてきました。水元公園(東京都)側にも、小合溜の向こう側の埼玉県みさと公園側にも、大勢の家族連れがピクニックに来ていました。上手に水彩画を描いている人もいました。アメリカから持ち帰った松くい虫抵抗性テーダマツのコンテナ苗を育成するハウスは毎日寄って見ていますが、昨日は1本だけ発芽していたのが今日は5本に増えていました。
今日は空手着に着替えて道場で1時間空手の稽古をしました。前回よりは体の動きが少しよくなったように感じました。

千葉大学空手部のOB会(昇龍会)の総会と現役部員の稽古視察が明日あるという案内が今日届きました。私は学生の時は空手部の主将をしていましたし、何年か前に教授現職の時は空手部の部長(教員顧問)もしていました。一日前の今頃案内が来るとは、OB会事務局がよっぽど怠慢で間が抜けているか、そうでなければ私に来てほしくないのだろうと思わざるを得ません。