2016年6月7日火曜日

今日も昼休みに道場で1時間空手の稽古をしました。少しずつですが、体が軽くなってきた気がします。

松くい虫関係の調査研究をいつも一緒にやっている仲間の阿部 豊氏(茨城県樹木医会会長、NPO法人まつくいむし理事長)から電話があり、公益社団法人国土緑化推進機構と長野県主催で4日~6日と長野県で開催された「第67回全国植樹祭ながの2016」に参加してきたとのことでした。
http://zensyoku-nagano.com/place-2
5月21日から長野県各地で植樹をして参加者総勢は3万人だったとのこと。天皇・皇后両陛下も6月4日から2泊3日で参加され、植樹をされたとのことでした。
両陛下はその他にも、中野市の高野辰之記念館やW.ニコルさんが整備したアファンの森(上水内郡信濃町)の視察や、2011年3月の県北部地震で被災した下水内郡栄村の住民との懇談もされたとのこと。ご高齢にもかかわらず、両陛下のこうしたご活動には頭が下がります。

6月5日は長野市茶臼山自然公園、松本市アルプス公園、上田市自然公園、伊那市鳩吹公園で植樹があったそうですが、上田市は2008年にヘリコプターで薬剤散布が行われた時に、市内の化学物質過敏症の保育園児数名がのどの痛みの健康被害を訴えたとして反農薬活動家グループが薬剤散布反対活動を展開して、一部の医師もそれに加担して散布が中止に追い込まれたところです。
その結果、予想された通り上田市の山の松林は松くい虫被害で真っ赤に枯れて、そういう経緯を知らない今回の植樹祭参加者たちは松枯れの酷い状況を見て驚いていたそうです。マツが無くなったことで、地元にとっては重要な収入源だった松茸産業も甚大な被害を受けた筈です。

科学的事実とは無関係に、反農薬活動を生きがいにしている人たちの無責任さには、全国各地でどれだけ国民の利益を損なっているか結果の重大さを自分の目で見て認識してほしいものです。