2016年6月10日金曜日

朝2時に目覚ましで起きてシャワーを浴びて、2時半に自宅から車を運転して高速道路を使わずに464号で成田市の甚兵衛の森に向かいましたが、その時間に走っている車はほとんどなく、現地には予想より早く3時45分ぐらいに着きました。甚兵衛の森を守る会のリーダー役で、地元で造園業をやっている樹木医の吉岡賢人君はすでに到着してコンビニの駐車場で待っていました。
4時には薬剤散布を受注した地元の造園業者のクレーン車が到着しました。3段クレーンの先端にノズルを針金で巻いて固定し、見ていたら500ℓ用のタンクにスミパイン乳剤(有効成分フェニトロチオン80%)500mℓを6本投入して167倍希釈液を調製しました。スミパイン乳剤のマツ生立木に対する登録は、150~200倍希釈液を3ℓ/本(樹高10m)です。
計画通り朝4時半から散布を始め、クレーン車の駐車位置を変えながらマツの巨木と大木・中木に散布をし終わったのは約1時間後の朝5時半ぐらいでした。最初から最後まで作業を見ていて、いくつか問題点や改善した方がよい点に気が付きましたので、時間をみつけて整理し、次回の散布までに造園業者に知らせてあげようと思います。

甚兵衛の森の道を挟んだ真ん前にはコンビニがあり、蛍光灯に誘引されたクワガタムシとクロカミキリの成虫が飛来してきていました。コンビニの軒下の監視カメラの横の警報スピーカーの上にはツバメが巣を造っていました。親鳥が時々餌を運んでくると、ヒナの頭が見えましたが、ムクドリのヒナの場合と同様に冠羽のような羽が生えていました。

現地を6時に出発して松戸に向かいましたが、また帰り道を間違えてウロウロし、結局東関東自動車道と京葉道路を使って松戸に着いたのは8時頃になってしまいました。
シャワーを浴びて、朝食を食べて、少し休みました。

午後3時からは日暮里駅南口前のホテル ラングウッドで開催された一般社団法人日本植物防疫協会の総会に出席しました。広い会場一杯に、正会員、一般会員、団体会員、賛助会員などが集まり、議案は全て承認されました。懇親会もあり、植物防疫に関わる先輩や、昔の仲間や、後輩などと楽しいひと時を過ごしました。
東京農業大学名誉教授の山本 出先生は国際植物保護会議(IPPC: International Plant Protection Congress)の委員をされていますが、インドで開催される第19回IPPC 大会に参加しませんかと誘われました。IPPCは4年に1回開催され第18回大会は2015年にドイツで開催されましたので、第19回大会は多分今から3年後の2019年の筈だと思います。私はインドには行ったことがありませんので、その頃(77才になっている筈)健康を維持していて元気だったら行きたいと思いますと答えておきました。

市橋君の更生を支援する会の幹事のお一人からメールが届き、ご主人が亡くなって1ケ月が経ったとのことでした。事故だったのか病気療養中だったのかもわかりませんが、寂しい思いをされていることを想像すると胸が痛みます。