2016年6月21日火曜日

昨夜の天気予報では、今日の成田市は午前3時は曇り、午前6時も曇り、午前9時は雨となっていましたので、薬剤散布は実施されると判断して今朝も松戸の自宅を午前2時半に出発して甚兵衛の森に出かけました。
現地には4時前に到着し、散布は4時20分から始まり、約30分で終了しました。前回の散布の後、私が「本山の提案」として改善した方がよいと指摘したことのいくつかは改善されていましたが、まだ不十分のところもありました。樹齢約300年の巨木のマツの樹高は20m以上あり、マツノマダラカミキリが後食する樹冠部に地上散布で十分量の薬液を到達させるのは困難です。もっと高所に到達できる5段のクレーンや20m以上の高所作業車をレンタルすれば可能でしょうが、レンタル料と人件費がかかりますので、作業委託予算が少ないと、受託業者はどうしても手持ちの道具を利用して散布せざるを得ないところが苦しいところなのでしょう。
私が指摘した問題点は、今後発注者の甚兵衛の森を守る会で検討されることと想像します。

枯死して伐倒した巨大木の根株の周囲の地面にはクロカミキリ成虫の脱出孔がたくさん見られ、樹木医の吉岡賢人君のアイデアで石膏が流し込んでありました。7月3日(日)に予定されている樹木医会の次回の調査の時に、土を掘り起こして脱出孔が実際にマツの根とつながっているかどうか観察しようという計画かもしれません。
私は2日続けて朝2時半に自宅を出発しましたので、もうすぐ74才の老体には少しこたえましたが、帰宅後シャワーを浴びて朝食を食べて、2時間ぐらいベッドで横になりました。2日間運動ができなかったので、昼休みは道場で空手着に着替えて1時間空手の稽古をして汗をかいてすっきりしました。

午後3時ちょっと前に約束通り松戸駅の改札口に行ったら、待ち合わせの人はすでに来ていて、来客がある時にいつも使う駅前の軽食・喫茶に入って1時間半ぐらい情報交換と話し合いをしました。有機農業認証機関にもいろいろな問題があるらしく、協議会が新たな体制になって新人検査員の研修会が7月6日(水)に行われるので、農薬取締法の意義と限界や、疑義資材の見分け方などについて1時間半~2時間の講義を依頼されました。

先日、マツの根系癒合を根を掘り起こさずに 電気を流して抵抗を測定して判断できないかというアイデアで、交流抵抗計のデモ機を借りて試験をした電気測定器メーカーから電話がありました。先日の試験では期待通りの結果が得られず、電気については中学生程度の知識しかない私はあきらめていましたが、私のアイデアの可能性についてさらに情報交換(多分、どういうニーズがあるか私から情報収集をするのが目的?)をしたいということで、長野県にある研究所から明後日木曜日の午前10時に人が訪ねてくることになりました。その日は私は午後4時10分から5時40分まで千葉大学公開講座での講義がありますが、講義の準備はすでにできていますので、午前中にお会いすることにしました。

孫のAiden 叡伝君は今日から一人で電車に乗ってスポーツジムの水泳クラスに参加することになっていましたが、常磐線は事故で遅延が起こっているという情報が入りましたので、私が行きだけ車で送りました。帰りは自分で電車で帰ってきました。日本語ができるとはいえ、慣れない日本で心配なので娘がスイカのカードと携帯電話を持たせ、ジムを出る時と、駅から電車に乗る時と、松戸駅に着いた時の3回電話連絡をさせていました。