2016年6月24日金曜日

昨日お会いした日置電気の方からメールがあり、マツとマツの間の距離とインピーダンスの間に一定の関係が得られなかったのは使用した交流発電機のせいではないのでバッテリーを使っても意味がないという判断になり、7月3日(日)の甚兵衛の森での調査には同行しないということになりました。
甚兵衛の森を守る会の吉岡賢人君からは、掘り起こした根から羽化させたクロカミキリ成虫をマツの大苗を植えた大きな鉢に接種して、交尾行動と交尾後の雌が地面に穴を掘って潜る行動と、その後残った雄が競争して勝ち残った雄の1頭が雌が潜った穴に潜る行動を撮影した写真を宅ファイル便で送ってくれました。暗闇の中で、クロカミキリの雄にも子孫を残すための戦いが行われているようです。
森の中で採集した分と、すぐ前に位置するコンビニの軒下の蛍光灯に飛来したのを採集したのを合わせると、甚兵衛の森から249頭のクロカミキリ成虫を捕獲したことになるとのことです。先日私がコンビニの軒下で採集した2頭を加えると250頭を超えます。
吉岡賢人君の現場での夜間の観察や飼育試験や接種試験などで、クロカミキリの生態と松枯れに果たす役割がだんだん明らかになってくるのが楽しみです。

アメリカから来日して同居中の孫の一人Aiden 叡伝君がフィッシングに行きたいというので、2人で手賀沼フィッシングセンターに行きました。料金を払って釣竿と餌を借りて、コンクリートでできた釣り堀に釣り糸を垂れたら、短時間に2人で6尾のニジマスが釣れました。お金を払って内臓を除去して、塩をかけてビニールの袋に入れてもらいました。妻にから揚げかムニエルにしてもらって、ご飯のおかずにするつもりです。
以前と違ってどの池にもネットがかけてあったのでどうしてなのか訊いてみたら、誰もいなくなった夜中に入りこんで魚を盗んでいくドロボーがいるのでそれを防ぐためだそうです。水鳥ではなく、養魚場・釣り堀の魚を盗む人間がいるとは驚きました。

手賀沼の周辺には水田があって、緑色が濃くなった稲が生長しています。草むらを歩くとニホンアマガエルの小さな赤ちゃんが、まるでクモの子を散らすようにピョンピョン跳ねて水田の中に逃げていきました。田園に行って歩かないと気がつきませんが、自然には生命が溢れています。
手賀沼の中の杭にはカワウが留まっていました。ヒバリも巣があるらしく、近くを通ると飛び立って、私たちが通り過ぎるとまた元の場所に戻っていました。Aiden 叡伝君はしばらくカエルを追いかけていましたが、楽しかったらしく、またこの場所に来たいと言っていました。

ファミリーレストランに寄ってランチを食べてから、東京都江東区にある善養寺というお寺の境内にある樹齢600年の影向(ようごう)の松を見に行きました。噂には聞いていましたが、幹周りが巨大なりっぱなクロマツでした。不思議なことに樹高は2mぐらいで低く、枝があちこちの方向に張っていて、それぞれから元気な針葉が伸びていました。巨大な幹周りと枝ぶりが特徴のマツです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E5%90%91%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%84

Aiden 叡伝君に600年前といえば、コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは1492年10月と言われているので、アメリカにはまだヨーロッパ人がいなかったのではないかと言ったら、アメリカインディアンがいたと言いました。
私が今のカメラに買い替える前に使っていた10倍ズームのデジタルカメラを昨日Aiden 叡伝君にあげたら、早速今日はそれを持って行って写真をたくさん撮っていました。
車の中で膝が痛いと言い出したので、どこにもぶつけていないのに変だと思って、妻が近所の行きつけの骨接ぎ・整骨院に連れて行って診てもらったら、成長に伴うアンバランスのせいだとのことで安心しました。