2016年6月26日日曜日

有機JAS資材評価協議会(これが正式名称)の7月6日(水)に予定されている検査員対象の研修会について、詳しい情報と私に期待されている講義の内容等が送ってきました。少し勘違いしていた部分もありますので、一応仕上げた話の構成とスライドを作成し直さなければなりません。配布資料としてコピーをとる作業があるので、7月4日までに提出するようにとのことです。

一昨日、孫と一緒に観てきた善養寺の影向(ようごう)の松の写真を甚兵衛の森のマツの保全に関わっている樹木医の人たちにも送ったら、早速吉岡賢人君が「平成14年度から平成23年夏まで実施された樹勢回復事業」に興味を示しましたので、よく知っている樹木医の阿部 豊さんに問い合わせたら、元静岡大学教授の伊藤忠夫先生が指導をして、どういうことをしたのかは「松保護士の手引き」(改定2版)(一般財団法人日本緑化センター 平成27年12月1日出版)に先生自身が第9章「マツの育成と管理」に第4節「老松の樹勢回復-影向の松」として詳しく書いているとのことでした。
私もたまたまこの本には第5章「マツ材線虫病の診断と防除」の第6節「予防散布の健康影響」を寄稿しましたので、1冊献本されていました。ざっと目を通してみましたが、なかなかの大事業だったようです。今週木曜30日には甚兵衛の森で第3回目の薬剤散布が予定されていますので、その時にこの本を持参して吉岡君に貸してあげようと思っています。甚兵衛の森でも吉岡君の観察で樹勢が少しおかしいと思われる老大木が1本ありますので、参考になる筈です。

散髪に行った帰りに坂川沿いの道を通ったら、近くの秋葉神社のお祭りをやっていてお神輿(みこし)が出ていました。川沿いの両側に20~30本のサクラの木が植栽してありますが、幹にポスターが縛り付けてあったのでよく見たら、明日樹木の病害虫防除の薬剤散布をするというお知らせでした。薬剤がスミチオン乳剤でサクラが対象だと、多分アメリカシロヒトリという害虫防除が目的かなと想像しました。ポスターには散布予定時間として午前7時から午後5時までと書いてありましたが、住宅地と隣接して人通りが多い時間帯にどうやって散布するのか、明日の朝7時頃見学に行こうと思っています。川沿いに散布予定の道を歩いてみましたが、今はアメリカシロヒトリの幼虫が発生している木は見当たりませんでしたので、予防を目的とした散布なのでしょう。

川の土手にユリの花に似た鮮やかなオレンジ色の花が咲いていました。多分、ヤブカンゾウだと思いますが、つぼみにはアブラムシ(多分キスゲフクレアブラムシ)が多数寄生していました。