2016年6月17日金曜日

公益財団法人日本住宅・木材技術センター(HOWTEC)で、木材保存剤等性能審査委員会安全性部会が開催され、私は退任した前任者の安倍 浩先生(東京農工大学名誉教授)の後任の部会長として出席してきました。
このセンターは http://www.howtec.or.jp/ 東京都江東区にありますが、玄関を入ると正面の壁に樹齢700年の巨大な楠(クスノキ)を縦割りした盤が展示してあり、見る度にこんな巨木の伐採される前の雄姿はどんなだったろうと想像して感動します。

安全性部会は午後1時半からでしたが、その前に性能審査委員会の委員の大村和香子博士(森林総合研究所木材改質研究領域長)から生立木のシロアリ防除薬剤の試験方法について相談にのってほしいと依頼されていましたので、午前10時から会議室を使わせてもらいました。話し込んでいる中に時間が経って午後1時になってしまい、昼食を食べる時間がなくなってしまいました。

今日は申請された4剤の安全性について審議し、一部申請書に追加説明を要求して承認しました。
センターの建物にはあちこちに木材が使われていますが、木目が美しく、コンクリートや金属やプラスチック等と違って柔らかい感じがします。会議室の壁には、林野庁の「木づかい運動」 http://www.kidukai.com/ を奨励する子供を使った可愛らしポスターが貼ってありました。

6月27日(月)には、木材保存剤のメーカーの一つでもある株式会社ザイエンス http://www.xyence.co.jp/ の群馬県伊勢崎市にある工場の見学に行く予定です。