2016年7月9日土曜日

昨日の農薬部会の幹事会で反ネオニコチノイド活動のことがちょっと話題になった時に、幹事の一人がAgrow という情報誌に掲載された記事を引用して、フランスの国会では2018年9月1日(遅くても2020年)までにネオニコチノイド剤を禁止することを決定したというニュースを紹介しました。私がどういう理由でどういう手続きでそういうことになったのかと質問しましたら、記事のコピーをくれました。
決定は科学的な根拠に基づくというよりも、政治的な決定のようですが、これだけでは、ミツバチに低毒性のチアクロプリドとアセタミプリドも含まれるのか、ネオニコチノイドと同様に反対活動の対象になっているフィプロニルも含まれるのか、など詳しいことはわかりません。

最近イギリスが国民投票で離脱することが決まって大きなニュースになっているEUの中で、フランスもドイツも穀物だけは自国で生産して野菜や果樹などはスペインからの輸入に頼っているという話を聞きますが(統計を確認はしていません)、ネオニコチノイド剤を禁止して食料生産を担っているフランスの農家が困ることにならないのか・・。あるいは、ネオニコチノイド剤が登場する前のより選択性の低い合成ピレスロイド剤や有機リン剤の多用に逆行して生物多様性にかえってマイナスにならないのか・・。いろいろな疑問が出てきます。

直接ネットで記事が見られないか検索してみましたら、https://www.agra-net.com/agra/agrow/markets-regulatory/europe/france-to-ban-neonicotinoids-in-2018--1.htm 見出しだけで、全部読むにはAgrow Online の購読料$3,573.00を払って登録しなければならないようでしたので、止めました。

娘と孫たちは娘の友人の家族と新宿御苑に行って遊ぶ予定でしたが、雨でしたので予定を変更して室内で遊べる池袋に出かけました。夕方帰宅後、皆で回転ずしに行って夕食を食べました。孫たちは普段アメリカにいる時から日本食を食べ慣れているのでお鮨も大好きで、好きなだけ食べてもいいかと言うのでいいよと言ったら、長男のAiden 叡伝は13皿も食べて、その他に茶碗蒸しとデザートのアイスクリームも食べました。
帰宅後は、Aiden 叡伝と次男のColin 琥倫は今日池袋のどこかで買ってきたポケモンのカードでしばらく夢中になってゲームをしていました。こうして日本人の母親とアメリカ人の父親のハーフの孫たちが、英語と日本語の両方を覚えて、両方の国の文化を体験しながら育つのは素晴らしいことだと思います。

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