2016年7月27日水曜日

昨日チェックインした時のモーテル代は$65で、Frank君が半分払うと言いましたが、私のために同行してくれたのだからと言って私が全額払いました。一泊2人分で$65(約7,000円)ですから、日本のビジネスホテルに比べても割安です。ただし古いオンボロのモーテルですので、テレビはありますがWiFiはないのでインターネットは使えず、洗面所の床はかなり傾いて(英語ではunevenと言います)いました。MargieさんもKelly君も、近くにもっと近代的ないいモーテルがあるのに何故そんなオンボロ宿に泊まるのかと言いますが、近代的なモーテルはどこに行っても同じだけど、ここには最低限必要なものはそろってるし、ここにしかない味があって愛着がありますので、私は毎年ここに泊まることにしています。そのお蔭でモーテルの経営者夫婦とも旧知の間柄のように顔なじみになりました。

昨日Kelly君に地図を描いてもらったレストランに8時に行って待っていたら、間もなくKelly君が奥さんのJannieさんと到着しました。Jannieさんは昨年会った時よりはずっと顔色がよくなっていましたが、家の中で飼っている大きな犬と小さな犬(何匹いるかわかりませんが全部捨て犬を拾ってきたもの)が本気で喧嘩をし始めたので、Jannieさんが止めようとして間に入ったら大きな犬に脚を噛まれてしまったとのことで、酷い傷跡が残っていました。
朝食後Kelly君は私の車に乗り換えて、彼が勤務している山の上の水力発電のダム湖に行きました。昨日のうちにOuthouse(野外便所)に隠しておいてくれた4馬力のモーターとガソリンをボートに積んで3人でフィッシングをしました。普通はライフジャケット(救命具)がないと違反で、見つかると$125の罰金なのだそうですが、Gamewarden(狩猟監視員)はここにはこないということでした。オールもないまま湖の真ん中までボートを走らせてフィッシングをしましたが、やはり電気モーターやオールがないとうまくボートの細かい操作ができず苦労しました。湖は透明度が高く、日中の熱い時間帯だったということもあって、3人で生きた餌のミミズとルアーを使いましたが1匹も釣れませんでした。ただ、景色は最高で、森につながった湖の岬に野生のシカの親子が水飲みに出てきたところを見ることができました。
途中でモーターのエンジンがかからなくなり、Kelly君がモーターのカバーを外して水をかけて冷やしたりしながらだましだましエンジンをかけていましたが、その中に全くかからなくなってしました。仕方がないのでKelly君が岸に降りて歩きながらロープでボートを引っ張ってい行けるところまで行き、そこから先は棒を拾って、オールの代わりに棒で漕いだりモーターのカバーで漕いで出発地点の岸まで戻りました。やはり何が起こるかわからないので、オールだけは持っていかなければ駄目だと言うことが体験できました。

その後Kelly君は奥さんが迎えに来てくれるところで降ろして、Frank君と私はWayne君と待ち合わせをしてあったGrennsboroという町のレストランに行きました。Wayne君は先に着いて待っていてくれました。Frank君は1969年に私の空手のクラスに入門し、Wayne君は1970年に入門した空手の弟子/親友ですが、Frank君は69才、Wayne君は多分67才ぐらいで、3人とも孫がいる年代になりました。爺馬鹿で、Frank君とWayne君はスマホに保存してある孫の写真を出してお互いに自慢し合っていました。
Wayne君はThe Original Pancake Houseというレストランの、サウスカロライナ州のコロンビアにある店と、ノースカロライナ州のシャーロットにある2店の計3店のGeneral Manager(総支配人)をしていましたが、今は総支配人というタイトルは返上してもっぱら人事の仕事をしているとのことでした。
http://www.originalpancakehousencsc.com/

Wayne君と別れてRaleighに戻り、モーテルに着いたのは夕方7時半でした。車の走行距離を調べたら、2日間の旅行で375マイル(=600Km)走っていました。荷物を部屋に運んでくれたFrank君は自宅に帰りました。その後私は2日間運動ができなかったので、すぐ短パンとTシャツに着替えてRegency Parkにウォーキング/ジョギングに出かけました。日本のスズメに似た小鳥がいたので写真を撮ってみたら、頭の上が日本のスズメより赤いような気がしましたが気のせいかもしれません。Lake Johnsonもそうですが、アメリカ人はよく何かを記念して公園内にベンチを寄付したり、植樹をしたりします。池の周りの遊歩道の傍に植えてある木の記念碑には、生まれた日をTides-In(潮が満ちた日)、亡くなった日をTides-Out(潮が引いた日)と書いてありました。
日没のRegency ParkのSymphony Lakeの景色を眺めてからモーテルに戻ってシャワーを浴びたら、額がヒリヒリしました。帽子をかぶらずに長時間ボートの上にいて直射日光を浴びたので、日焼けしたようです。