2016年8月9日火曜日

昨夜はワークショップ終了後、ホテルの36階にあるレストラン(今年2月にタイの雑草学会大会で講演を依頼されて来た時もこの場所で食事をしました)で講演者と主催者のCrop Life Asiaのメンバーと地元のTCPA(Thai Crop Protection Association タイ農薬工業会)のメンバーによる打ち上げの夕食会がありました。
私にはついていけませんが、TCPAのメンバーのひとりがスマホで新聞記事の検索をして、さっき終わったばかりのワークショップの記事がすでにアップされて報道されていることを見つけました。タイ語なので私には読めませんが(後で英訳してくれるとのこと)、私の写真入りで私の講演内容を紹介しているとのことでした。会場にきていたジャーナリストは12~13人程度でしたが、こうして電子版で記事になったことでタイの何万人か何十万人かの国民にメッセージが伝わった筈です。主催者を含めて、ワークショップが目的を果たしたことを喜び合いました。
36階のレストランには空調の効いた部屋の外にも席があって直接野外の景色が眺められますが、夜景がきれいでした。

今朝はホテルをDr. David Zarukと私とCrop Life Asiaのメンバー3人の計5人でホテルが用意したミニバンで5時半に出発してバンコック国際空港に向かいました。早朝の時間帯だったので渋滞に巻き込まれることもなく空港に着き、8:00発のタイ航空の飛行機でインドネシアのジャカルタ空港に飛びました。バンコックとジャカルタの間には時差はないので、約3時間半の飛行で予定通り11時半頃到着しました。入国審査では長蛇の列ができていましたが、$35を払ってビザを発行(スタンプをパスポートに押すだけ)してもらいました。

空港からタクシーでジャカルタ市内のホテルPullman Jakarta Indonesiaに向かいました。予想通りの車とオートバイの波で、私にはとても運転できない気がしましたが、1時間半ぐらいで到着しました。朝夕のラッシュアワーの渋滞時間にぶつかったら大変だろうなと想像しました。地下鉄のような交通機関がないのが渋滞の原因の一つなのでしょうが、日本と同じようによく大きな地震がある国なので地下鉄建設は難しいという問題もあるのかもしれません。高速道路沿いには高層ビルがある一方で、掘っ立て小屋のような貧しい住宅が立ち並んでいる場所もあり、貧富の差が大きいことを想像させました。

ホテルのレストランでランチを食べましたが、私は地元の料理(トウガラシやスパイスがよく効いている)を食べ、Crop Life Asiaのメンバーの一人はハンバーガーを食べました。
Dr. David Zarukがカバンから一冊の本を取り出し、今これを読んでいるけどいずれ書評を書くつもりだと言って見せてくれました。本当は本に書き込みをするのはよくないけどと言いながら、あちこちのページに鉛筆でメモがしてありました。書名を忘れないように写真に撮って、パソコンで検索したらアマゾンでペーパーバックで売っていましたので私も読んでみようと思ってすぐ注文しました。
このホテルは元々は日本の会社が経営していてニッコーホテルと言ったのだそうです。巨大なビルが3棟つながっていて、ホテル内で道に迷いそうです。ロビーの一角にはりっぱな木製のテーブルが置いてあり、私が関心を示したら、1本のチークという木から採った材木で作ったと説明してくれました。ジャカルタでは想像もできませんが、インドネシアにはこんな巨大な木が育っているところがあるのでしょう。

ホテルでは午後4時から地元のCrop Life Indonesiaのメンバーとの事前打ち合わせ会が予定されていて、いろいろな情報交換をして、地元の事情に対応してスライドの削除や修正をしました。地元のメンバーは若い女性が多く、全員が流暢な英語を使っていました。明らかに海外の大学で教育を受けてきた人たちでしょうが、日本の女性でこれだけ活躍している人はどれぐらいいるのだろうかと思ってしまいました。

夕食はホテルと道を隔てた向かい側に大きなモールがあっていろいろなレストランがあるというのでそこに行って、Nam Namという名前のベトナム料理店に入りました。夕食後、モール内の大きなデコレーションのある場所に来たらCrop Life Asiaのメンバーの一人のSiewyin Lamさん(若い素敵な女性)が仲間にスマホを渡してこれで写真を撮ってほしいと頼んだので、私も横から自分のカメラでシャッターを押しました。
明日はワークショップは10:00受付開始の予定ですが、通訳が9時に来ると言うので、9時に会場に集まることにしました。