2016年8月8日月曜日

ワークショップ会場は宿泊しているPullman Bangkok Hotel Gの24階の会議室で、10:00受付開始、10:30開会の予定でしたが、今日は月曜で交通渋滞でジャーナリストたちの到着が遅れるので開会を10分遅らせることにしました。それでも集まりが悪く、結局30分遅れの11:00からワークショップを開会しました。
主催者による講演者の紹介と、Dr. David Zarukの約5分間のイントロダクションに続き、本山は農薬がCrop Protection(作物保護)に果たしている役割と登録制度によって安全性が確保されているということについて話し、Mahidol University(マヒドール大学)准教授のDr. Sara Arphornが農家を対象に散布作業者の安全を確保するために行っている取り組みについて紹介し、最後にベルギーを本拠地にRisk Perception Managementという名前のコンサルタント業をしているDr. David Zarukが反農薬活動の分析とオーガニック(有機農業)の実態について話しをしました。
同時通訳が付きましたので、私とDr. David Zarukの英語の講演はタイ語に、Dr. Sara Arphornのタイ語の講演は英語に通訳されました。
大体時間通りに進行し、最後のQ &A(質疑応答)の時間にはいくつかの質問がそれぞれの講演者に対して出されました。

ワークショップの内容は全て動画で録画されましたが、Dr. Sara Arphornの講演内容も、Dr. David Zarukの講演内容も非常によかったと思いました。Dr. David Zarukは元々はカナダ人ですが、ベルギー国籍を取って、ベルギーを本拠地に活動しているようです。バックグランドについて訊いたら、大学では哲学を専攻し、特に科学の哲学(Phylosophy of Science)について勉強したとのことですから、科学史、科学方法論、科学とメディアの関わりなどが専門分野のようでした。スライドの作り方も、講演の仕方も、内容も素晴らしかったと思います。私は通常1時間とか1時間半とか場合によっては2時間の講義・講演が多いので30分に短縮するのは大変でしたが、彼は普段ヨーロッパで1時間に10人ぐらいが話す場合が多いので5~10分で話をするのに慣れているとのことでした。スライドは全部USBに貰いましたので、ゆっくり見直してみたいと思います。

      (スライドはクリックすると拡大できます)