先週、タイのバンコック(8月8日)とインドネシアのジャカルタ(8月10日)で開催されたワークショップで主催者から配布されたDr. David Zaruk のBrief Bio(プロフィール) です。
彼が講演で使ったスライドを、ざっと作った日本語訳を添えて昨日までこのブログで紹介してきましたが、私自身にとっても彼の話の内容と構成を見直してみるのに役立ちました。彼の活動や主張は以下のブログに載っています。
https://risk-monger.com/
Dr. David Zaruk は元々は自然科学分野の出身ではありませんが、農薬やGMO(遺伝子組換え作物)や有機農業などについて歯に衣を着せない発言をしているので、反農薬・反遺伝子組換え活動家グループからは告訴されたり、モンサント社(遺伝子組換え作物の大手)からいくらお金をもらっているのかと中傷されたり、社会から抹殺すべくいろいろな嫌がらせを受けているとのことでした。自分たちに都合の悪い発言者を手段を選ばず抹殺しようとすのは日本でも反農薬・反遺伝子組換え作物活動家グループに共通の性格で、卑劣です。
そういう意味でも、私と似たような立場だなと思いました。
(スライドはクリックすると拡大できます)
今日は来週月曜日(22日)が提出締め切りの「林業と薬剤」に依頼されている原稿の執筆に集中して取り組みました。この雑誌には、「松くい虫防除で散布された薬剤の飛散と健康影響」というテーマで私たちが2004年以来全国各地で実施している調査研究の結果を紹介する記事を連載中(現在7報目まで)ですが、それとは別に、昨年からCrop Life Asia(アジア農薬工業会)の要請でベトナム、タイ、インドネシアで開催された農薬ワークショップで講演をする機会に、あちこち訪問して見聞したそれぞれの国における農薬に関する問題について紹介してほしいという依頼に応えるためです。
原稿の題は「発展途上国における最近の農薬問題-アセアン3ケ国を訪問して-」にしました。
午後からは昨日に続いて道場で空手の稽古を1時間しました。ちょうどこの辺りには天気予報通り集中的な豪雨が降りましたが、ウォーキング/ジョギングには出かけませんでしたので影響は受けませんでした。2日続けて空手の稽古をしましたので、少し勘を取り戻して昨日よりはずっと体が動く気がしました。
その後、大学の応用昆虫学研究室に寄って、アメリカの恩師W.C. Dauterman教授の次男John君の息子のJT君(14才)から7月にプレゼントされた昆虫標本を大学院生に渡して、飛行機で運搬中に脱落した翅や脚の補修をアルバイトとして依頼しました。JT君がオレゴン州の自宅周辺で採集して標本にしてくれた、気持ちのこもったプレゼントですので、大事にしようと思っています。